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自分と向き合うために、「道具」を揃える

以前、スマートウォッチMi Smart Band 4を紹介した文章が、今でもびっくりするぐらい読まれています。ありがとうございます。

僕は精神とか気持ちが乱れがちで、感情の起伏が少し激しいタイプの人間は、こうやってデータをとって自分を客観視したり、日記を書いたり、自分と常に向き合っていないと、どんどん体調を崩してしまう。

引越しを機に自炊を始めたんだけど、料理は自分と向き合うのにとてもいいなと思う。
自分で作り始めから終わりまでを考えながら黙々と料理をしている。食材は日によって切ったり炒めたりするときの感触が違うし、材料が美味しい料理に変わるのは魔法みたいだし、ちょっとの違いで美味しくもまずくもなってしまうし、得られる経験がとっても豊かだ。
そういう、日々の変化を楽しみながら、ルーティン的に身体が動作して、自分のリズムを整えるのに適していると思う。
レシピを見たりはするけど、それは作り方を見るだけで、味とか調理時間に関してはそのときの気分で決めたりする。
そういう自由さも料理のいいところだ。

料理をし始めて、最初に気になったのは包丁だ。
いまは引っ越す時に買った、900円くらいの包丁を使っている。切れれば別に問題ないかな?くらいに思っていた。
でも、料理をする時に、切りにくくて力が入ったり、食材が潰れてしまったり、そういうことが起きるたびに落ち込んでいる自分に気がついた。
食材が悲しんでいるような気がして、その気分が自分にも伝わってしまっているんだと思う。
日記を書くときはいつも手書きで、万年筆を使っている。自分に合った道具を使って、モノに対するリスペクトを持ちながら向き合うことが大事なのかもしれない。
そのほうがストレスも少ない。高いものは手入れをして長く使い続けることが前提になっている。そういう手入れをして育てている時間も僕は大好きだ。

今回は、前々から気になっていた貝印の「旬」というシリーズを買ってみることにした。

値段でいえば、20倍くらいするんだけど、5年10年と使っていけるなら育てる楽しみもある。
このシリーズは左利き用のモデルがあって、より自分専用のアイテム感がある。
実際に手に持ってみると、かっこいいし、手に馴染むし、何より切れ味も素晴らしくて、料理の楽しさが数倍増しになった気がする。
「相棒」みたいな愛着がもうすでにある。こういう心の底から湧いてくるようなドキドキする感覚が僕は好きだ。
こうやって、ずっと一緒にいたい道具たちに囲まれて生きていくのが幸せだ。

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