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オンラインセミナーを実現させる仕事

コロナ禍でやった仕事その①(あとは本番を残すのみ)

【エピソード0】

僕の所属する壱劇屋は、コロナの影響で年内の公演とイベント出演すべてに影響が出て当面何もしない状態に陥りました。

そんな中、ずっとこのままでいるわけにはいけないだろうということで、まずはZOOMを使った朗読劇の配信を行うことに。
まずは壱劇屋の配信担当である僕がZOOMのライセンス契約を行い、仕組みを勉強し、朗読会を配信できる枠組みを作る。

アーカイブはこちら(謎のポップノイズがずっと鳴りつづけているのでほんと後悔してる)

当日、トラブルは起きてしまったものの
●ZOOMを使ったYouTubeでの配信ができる。ZOOMの純正機能を使っても良いし、OBSを使ってキャプチャーすればもう一段階クオリティをあげれる。
●パソコン2台使いで音響・配信を分担(以降判明するが、ZOOMと演劇の音響はひどく相性が悪いので、かなり限定的になる)
●配信だけではなく、録画も同時に行えるため、アフターフォローも可能。
●これを僕一人で可能(分担すればさらに表現の幅が広がる)

といったことが判明。

これは仕事になるぞとすぐさまTwitterで猛アピール

身内の人による拡散の援護射撃を受け、河原岳史は新たなる道へ~
といったところでエピソード0は終了。

【1通のDMが来る】

山ほどの
「ウチのライブ配信担当してくれ!」
「ちょうどラジオをやってみたかったんだ!」
「私は朗読会をやりたかったの!渡りに船だわ!!」

といった声がかかることを期待してはいたが、そんなことはない。
現実は厳しかった。
しかし全くの釣果ゼロではなく、1通のDMが届きました!

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きたぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!
仕事がぁああああ!!!

というわけで、僕はこのオンラインセミナーを実現する仕事をお受けすることにしました。

【環境を作る】

セミナーをオンライン化ということで、予想される完成形の形態は2種類。
●普通の会場を借りてのセミナーをZOOMを使ってオンラインで配信し、現場での受講者とオンラインでの受講者両方をサポート
●ZOOMを使っての、完全オンラインのセミナー。現場での受講者はいない。

まぁ前者をサポートできれば、後者は余裕で出来るので前者が可能な環境づくりのお手伝いをすることに。

ここで行ったことは
●必要な機材の割り出し(先方にどの機材があってどの機材がないかの聞き取り調査。さらに配信となるとそこそこマシンスペックも必要なので、その辺りもサポート)
●追加購入する機材の推薦(やりたいことが丁度できる機材をコストパフォーマンス重視で選定し販売URLを送る)
●ZOOM、OBSの操作方法の伝授(オペレーションする人にわかりやすく説明)

さっきからちょいちょい出てくるOBSというのはフリーの配信用ソフト。
ここここれが無料…!?ってなるほど高性能。
初見では何が何か全くわからないこと請け合いですが、僕はもう大親友。

先方で機材を購入されたとの報告を受け、後日テスト配信を行いに伺うことに。

ちなみにこう読むと「こいつに依頼したら機材買わなあかんのか?」と思うかもしれませんが
電波と場所を用意してくれればあとは僕が機材を持っていくので購入する必要はございません
重要なので太字に。

【テスト配信】

そして昨日、そのテスト配信へ行ってきました。

ここでは実際の会場を想定しての機材配置(配線が特に大事)や、行う内容に沿ったオペレーションの方法を提案。
重要なのが、どういう形態、内容のセミナーにしたくて、それをどうすれば実現可能なオペレーションを提示できるか。

要素で書いていくと
●講師のマイクモニターは会場で必要か?
●プロジェクターとZOOM画面に同じパワポのスライドを出したい。どうすれば可能か?
●当日やりたいことに必要な人員の割り出し
●追加で必要な機材の割り出し、不足分の補填

などなど。
機材に詳しい人がいないのが普通なので、そこをわかりやすくリカバリーしながら、「おぉええやん!」と思わせれば勝ち。
正直、勝ちました。

【あとは本番を残すのみ】

今この仕事は準備が終わって、さぁあとはいよいよボス戦だ!
という段階です。

でもこれは本番までのプロセスを伝えるのが僕の一番の役割と思いますので、僕の仕事はほぼ終わったようなもの。
それさえ済めば本番は問題起きなくできるし。

とはいえ最初のボスなんで終わればしっかりレポートします。

【餅は餅屋ではない時代】

テスト配信の時に、ご依頼いただいた先方と話してて
「これだけの機材で気軽に配信が行えるんやなぁ~!」
という結論というか、感想になりました。

そうなんです。
今や現代では配信においては超がつくほど過渡期。
今回のようなケースでさえ、割と気軽に行える環境が出来上がってきています。

しかし、気軽に行えるからこその弊害が。
スマホ一台あれば、余裕で配信できるし、みんながスマホを持てばオンライン会議もできる。
気軽に済ませてしまって、それ以上の価値に対価を支払わない状況がある。
誰でも餅をついて餅を振舞える時代になってしまった。

そんな中これを何とか仕事にしたいというのはですね、
ある意味これは職人の仕事で、僕だから出来る、僕じゃないと出来ないことが山ほどあるんです。機材があれば誰でも、は間違いないですが、そこにたどり着くまでのスピードとか、扱いの上手さとか、そこに価値があるはず。

僕は配信のクオリティという面で自信を持ち、お金をもらってしっかりサービスを提供していくことを頑張りたい。

僕が作る餅、うまいっすよ。お金を払う価値が絶対あります。

【オンラインで何かやりたい方ご相談ください。】

こんな感じでオンラインセミナーを実現することができました。
何かオンラインでやりたい方へのガイドラインとなれることは間違いないです。

単純にZOOMを導入したい相談でも、セミナーの配信でも、イベントや舞台の配信でも、なんでも回答を出せると思います。
このコロナ禍で仕事が止まってのピンチをチャンスに変えていきたいんで、オンラインでなんかやりたい方はぜひご相談くださいませ。

お読みいただき、ありがとうございました。
劇団壱劇屋の河原岳史でした。

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