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書いてもらう前の準備|ライター取扱説明書vol.2

WEBライターに仕事を発注したい人向けの
ライター取扱説明書を作ってみようプロジェクト

WEBライターになりたい人向けの情報は世の中に溢れていますが、WEBライターに仕事を発注する人向けの情報って、なかなか見当たりません。

どんな買い物でも、買いたい商品のことをよく知っていると、上手な買い物ができますよね。ライターへ仕事を発注する時も同じです。ライターの仕事内容をよく理解しているほうが、同じお値段でより高品質な成果を得ることができます。

今回のテーマは「書いてもらう前の準備」です。

狙う

誰に何を届けたいか明確にする

文章って面白いもので「少しでも多くの人に情報を届けたい」と考えて万人受けを目指すと、誰の心にも刺さらない文章になります。八方美人には親友ができないのと一緒です。自分の好みと主張をハッキリさせる必要があります。

つまり「誰に届けたい文章なのか」「読んだうえで何をして欲しいのか」を明確にするということです。

WEBライターに文章を書かせるからには、読者に何かしら影響を与えたいはずですよね。「自社商品を買って欲しい」とか「自社サイトの常連になって欲しい」とか。その目的が何なのかによって、ライターの書く文章は大きく変わります。

読んで欲しい相手が誰なのか、ということも重要です。営業マンのセールストークを思い浮かべてください。どんな相手に対しても同じセールストークを繰り返していたら、何も売れませんよね。相手の状況に合わせて、自分の商品をアピールする必要があります。

WEBライターは「ネット上の営業マン」です。仕事を指示する前に、ターゲットと目的を明確にすることを意識してください。そこがハッキリしないと、WEBライターは売れない営業マンに成り下がります。

依頼内容だけではターゲットがハッキリしない場合、ライターから依頼主へ質問がきます。その質問に丁寧に答えてあげると、出来上がる文章の質が大きく上がりますよ。

ガイドライン

執筆ガイドラインとは

ライターが記事を書くための指示書。それが「執筆ガイドライン」です。このガイドラインに沿ってライターは文章を作り上げます。

執筆ガイドラインには

ターゲットは誰なのか。
ターゲットに何をして欲しいのか。
どんな場所に掲載されるのか。
文体の指定(ですます調など)
文章全体の雰囲気(信頼性重視?親しみやすさ重視?)

などが書いてあります。

加えて「表記揺れ」を防ぐためのルールもここに記載されます。同じ意味を持つ単語でも、表記の仕方が違うことってありますよね。

例えば

WEBライター
webライター


とか

クリエーター
クリエイター

とかがそうです。

一つの記事やサイトで、この表記がバラバラだと格好悪いので、表記を統一するためのルールも「執筆ガイドライン」に含めておく必要があります。

ながら読み

WEBと紙の特性の違い

最後に一つだけ補足情報です。WEB上の文章と、紙に書かれた文章の違いについて知っておくと、ライターとのやり取りがスムーズになります。

WEBと紙の特性の違い。

細かく挙げればたくさんの違いがあるのですが、一番大きな違いは「ネット上の文章は離脱率が高い」ということです。ネットで読む文章のほとんどは無料で提供されており、しかも、多くの人がその文章をスマホでスキマ時間に読みます。パッと見て、読み続けたいと思わなければ、読者はあっという間に他のページへ流れて行くのです。

だからネット上に公開する文章は
序盤の構成がとても大切。

パッと見た瞬間に、ターゲットが「読みたい!」って思える記事を作り上げられるかどうかが、WEBライターの腕の見せ所なのです。ライターが作り上げた文章を評価する際には、まずその点を見ていただけるとありがたいですね。

今回のテーマは…
「書いてもらう前の準備」でした。

次回のテーマは…
「正しい文章とはなんぞや?」です。

ではまた!

まとめ
WEBライターに仕事を頼む前に…
・まずターゲットを決める
・ガイドラインを作る
・WEB記事は序盤が命


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