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アイデアが止まらなくなる3つの習慣。【FUTURE INTELLIGENCE】


悪魔に呪いをかけられたように、手が止まった経験はないでしょうか?

そんなnoteクリエイター、ブロガー、ライター、プログラマ、

創造力を必要とする方に向けて、とっておきのアドバイスです。

私が普段noteの執筆で手が止まった時や、Webライティングで稼いでいた頃に、よく助かったテクニックたちをご紹介します。


「記事を書きたいけど、何を書いていいのかわからない。。」

「何も思い浮かばない!前に進まない!」

とドツボにハマりやすい人は、「アイデアを産むための考え方」ができていないのだと思います。

間違ったやり方では、どれだけ頭を使っても体力と時間を無駄にするだけです。

クリエイティブな発想を産むためには、それに合った「考える力」が必要ですから、今回はそれを学んでいきましょう。


私もこれらの習慣を取り入れてからは、「なんで自分にはできないのか」と思い詰めることがなくなりました。義務教育で教えてほしかったくらいです。(笑)

逆に言えば、天才に産まれる必要などなく、発想のメカニズムを学ぶことで、誰でもひらめきのある習慣を作ることはできるのです。

これからは、「個人のアイデア」がものをいう時代ですから、ぜひとも「発想のための考え方」を学んでおきましょう。


参考文献は、創造性や知性を専門としているペンシルベニア大学の心理学者、スコット・バリー・カウフマンの『FUTURE INTELLIGENCE』です。


アイデアが止まらない【3つの習慣】とは?


これから解説するのは、次の3つの習慣についてです。

・アイデアが止まらなくなる【3つの習慣】
①散歩
②風呂
③睡眠

それぞれに科学的根拠や具体的な手法を用意してあります。


私のような凡人には、時代を変えるほどのアイデアが産まれる「フレームワーク」を紹介することはできません。

しかし、毎日の生活で習慣的に、あなたの思考や視点を少しずつずらす方法論や、「なぜ、その行動でクリエイティビティが上がるのか?」という概念を解説することはできます。

一度考え方を取り入れるだけで、アイデアが止まらなくなる3つの習慣をご紹介しますね。


また、最後のまとめまで読むと、「なぜ、今までアイデアが出ず、手が止まっていたのか?」を理解することができるはずです。

本当にクリエイティブな「考える力」とは何なのか、今回の記事で持ち帰って、あなたの人生やビジネスに活かして下さい。

それでは、よろしくお願いします。


だまされたと思って、【散歩】してみて。


まず、『散歩』することでクリエイティビティが上がることを解説しますね。

これは、「歩くことで脳への血流が促進され、頭の回転が速くなる」という健康効果を狙ったものではありません。(もちろん、この効果も見逃せませんが)

今おすすめしているのは、『歩行』ではなく『散歩』です。

つまり、「目的なくぶらぶら歩くことでクリエイティビティが上がる」のです。


習慣的に「ただ歩くことを目的としている」人は少ないと思います。健康的に歩くことすらしない人もいるわけですから。

一度お試しの期間というつもりでいいですから、だまされたと思って『散歩』してみて下さい。


この時、「ついでに買い物を済ませる」や「通勤で歩くことにする」では効果がありません。

この『散歩』は、運動や手段に使うのではなく、内省したり、クリエイティブ思考を孵化させるためのものです。

そして、近くに公園や森がある人はラッキーですよ。

 研究が示すのは、クリエイティブ思考を必要とする問題は、歩いている時、とくに自然の中を歩いている時に解決されることが多い、ということだ。
 自然の中を歩くと、脳に生理学的変化が起きて、イラだちとストレスが減り、心が研ぎ澄まされ、高次の瞑想が可能となり、気分も良くなる。その結果、クリエイティブ思考とより強くつながることができるのだ。
(出典:FUTURE INTELLIGENCE)

クリエイティブな発想が産まれやすくなる、著者が推奨する『移動式瞑想(ただ歩くだけ)』を取り入れてみて下さい。


では、「いつ散歩しようか?」で悩む人のために、補足として実践方法を解説しますね。

例えば、クリエイティブな作業(私の場合は執筆)をしている場合、一番頭の冴えている午前中に5時間の枠を作っていたとしたら、その間の30分~1時間を散歩に使っても良いくらいです。

超一流になるには才能か努力か?』の著者で、『限界的な練習』を考案した有名な心理学者アンダース・エリクソンによると、人が極度に集中した状態を保てるのは、本気で訓練している人でも4時間辺りが最大とのことです。(初心者であれば1時間)

つまり、上記の例の場合、5時間ぶっ通しで集中を保つことは不可能に近いため、その間か最後に(人によっては最初でもいい)、休憩時間を作るべきで、そこに『散歩』の習慣をおすすめします。

歩いている途中にひらめいて、自宅のパソコンまでダッシュすることもありますよ。(笑)


多くの偉人たちも、散歩を趣味として習慣に取り入れていたことは有名です。チャールズ・ダーウィンやアリストテレス、ニーチェ、フロイト、ベートーヴェンまで、
以下の名言を残したヘンリー・デヴィッド・ソローに関しては、1862年にあるエッセイで「少なくとも1日に4時間は、心身の健康のために歩き回った」みたいなことを語っていたそうです。

生きるために立ち上がってもいないのに、腰を下ろして執筆するとは、なんと無益なことか。わたしの場合、足を動かしてようやく考えが動き始める。
――ヘンリー・デヴィッド・ソロー
(出典:FUTURE INTELLIGENCE)


それでは、復習して次にいきましょう。

・クリエイティブな『散歩』の習慣とは?
「目的なくぶらぶらと歩く」こと。
脳や健康を労わるなら、自然の中を10~30分がおすすめ。


発想が生まれる【お風呂】の入り方とは?


続いて、クリエイティブな『お風呂』の入り方ですね。

これには、バッチリと統計データが出ています。

著者のカウフマンさんが行った研究で、「世界中の72%の人に、シャワーを浴びている時に新しいアイデアが浮かんだ経験がある」ことが判明しました。

仕事場やデスク、パソコンの前でどれだけ頭をひねらせても思い浮かばなかったアイデアが、お風呂のシャワーを浴びている間に降ってくることが多いのです。


これが起こる原因としては、おそらく脳が『拡散的思考』の状態に入るからでしょう。

作業に集中している状態は『収束的思考』といって、「目の前の一点に集中している状態」です。この時の考え方が適切でないと、いくら頭を使っても疲れるだけでなのです。

お風呂に入ってリラックスすることで、思考の転換や拡散が始まり、それまでになかったひらめきが産まれることにつながります。

そして、なぜそれがシャワー中なのかというと、これは考察ですが、「目を閉じることで外部刺激が減り、思考の中のアイデアが大きくなる」からだと思います。

そのため、「お風呂に入ってリラックスし、シャワーを浴びる」だけでも発想が産まれやすくなるのです。


ただ、おそらく現代人であれば、毎日お風呂かシャワーに入る習慣はあるでしょう。(僕はあなたが毎日お風呂かシャワーに入っていることを信じている。)

それなのに、求めるアイデアに恵まれたことがない人は、何が違うのか?と疑問に思うところですよね。

それは、もちろん、お風呂に入るだけでアイデアに恵まれるわけではないからです。

先ほども言ったように、拡散的思考だけでなく収束的思考も大事で、ボーっとしているだけでアイデアに恵まれるほど甘くはないわけですね。

「自分が今何に悩んでいるのか?」「今解決したい考え事とは?」を明確にしている人ほど、それに関連したアイデアに恵まれやすくなるといえます。


そこで、発想が産まれやすくなる『お風呂』の入り方ですが、

集中とリラックスの状態を行き来する必要があります。

このことを考慮した私の実践方法は、

①入浴前のお湯張り時間にアイデアを書き出し、(10分の筆記開示)
②お湯張りのチャイムが鳴ったら、それまでのことを全て忘れるように、お風呂に入ってリラックスする。

ここでアイデアが産まれればめっけもんですが、なかなか毎日産まれるとは言えません。そこで、

③お風呂から上がった後も、椅子に座ってノートを前にする。

という徹底ぶりです。(笑)

上手な方向に思考が拡散しなかったとしても、自分の中で思考の転換ができ、「それまでとは違う考え方」ができるようになるので、おすすめです。


自分の仕事や人生に関連する「個人のアイデア」なんて、天から降ってくるものでも、どこかに落ちているわけでもありません。

「ひらめき」=「それまで気づかなかった!」ことですから、待つのではなく、積極的にそれまでの自分を否定する習慣を取り入れましょう。


・クリエイティブな『お風呂』の習慣とは?
世界中の72%の人に、シャワー中にアイデアが産まれた経験がある。
かといって、お風呂の中にアイデアが落ちているわけではない。
一度アイデアに集中した状態を作り出してから、リラックスして脳を拡散させることに意味がある。


アイデアマンには【睡眠】がマストな理由。


最後は簡単です。

アイデアマンには睡眠がマスト!な理由を解説するだけです。

方法論としては、寝るだけでいいのですが、そのメカニズムを理解しておくことで、習慣にどう取り入れるかが変わってくるので、興味のある方だけ読んで下さい。


「それまでとは違った状態がひらめきを産む」ことを前提にするなら、寝不足で疲れている時ほどアイデアが産まれやすいとも言われることがあります。

それも間違ってはないと思いますが、わざわざ睡眠不足をよしとするのはナンセンスです。これは、睡眠不足で頭の回転が悪くなるって話ではなくて、先ほどのシャワーの話に共通するものが理由となります。

つまり、「必死に頭を働かせて考えたけど思いつかなかったアイデアに巡り合うためには、一度完璧に忘れる必要がある」のです。

この忘れるの究極系が、寝てしまうことです。(笑)

お風呂に入ってリラックスすることはできても、それまでの思考へのしがみつきを切り離すことができないことはあります。

一度考えていたことを忘れるには、入眠するか記憶喪失かの2択だと思いますが、多くの人は前者を選択することでしょう。


そしてこれは、『昼寝』でも良いですよ。

①昼ご飯を食べて眠くなってくる間に、一度アイデアについて考える。
②そのまま眠りにつく。(10~30分がおすすめ)
③タイマーが鳴るか目が覚めた時に、もう一度アイデアメモに目を向ける。

すると、「あれ?さっきこんなこと考えてたのか...」となることは多いですし、「いや、これはこう考えた方がいいだろ!」って違う視点からアイデアが出せればめっけもんです。

アイデアマンに『睡眠』がマストな理由とは、「それまでのアイデアへのしがみつきをなくせるから」です。


・クリエイティブな『睡眠』の習慣とは?
そもそもの頭の回転のためにも、毎日の睡眠には気を遣おう。
アイデアへのしがみつきをなくすために、昼に目を閉じて休むだけでも効果がある。
クリエイティブな人には、メンタルの揺らぎや人格の切り替わりが激しい人が多い。アイデアマンには執着心を捨てることがマストだ!


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