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Bing AIに質問 回答は? Vol.003

Bing AIに質問 回答は? Vol.003

MicrosoftのBing AIに実装されているChatGPTに質問したら、どんな回答をしてくれるか試してみることにしました。

はたして、Bing AIはきちんとした回答をしてくれるか、それともピント外れな回答になるのか?

ただし、質問に対する回答が求めていたものに近いものになるどうかは、私の質問力にかかっていると自覚しています。

質問の仕方として下記のように考えてみました。
これで十分であるかは現時点では断言できません。
質問を続けていくうちに、新たな方法が見つかるかもしれません。

質問の仕方

①的確であるか

②具体的であるか

③深掘りしているか


ひとまず、この3点を念頭に置いて質問してみました。


質問 1(008)

リスキリングとリカレントの違いは何ですか? いくつかの記事を読むとこの2つの違いが明確でないと感じています。

ネット上の記事を読んだり、YouTube channel の番組を観ると、リスキリングとリカレントの明確な使い分けができていないと感じることがありました。自分でもそれらの違いにかなり曖昧な認識をしていました。


Bing AIの回答は(008)


リスキリングとリカレント教育は、社会人の学び直しに関連する言葉ですが、その目的と方法に違いがあります。
リスキリングは、企業が事業戦略に合わせ、社員に新しいスキルや知識を身につけさせる人材教育のことを指します。これからの時代にイノベーション創出していくためには、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進が必須といわれています。
一方、リカレント教育は、社会人が継続的かつ自主的にスキルアップをおこなうための学びのことを指します。少子高齢化が進む日本では、働く期間の長期化が想定されています。どの時代でも活躍できる人材であり続けるには、社会人になってからも新しいスキルを習得する学び直しが必要といえるでしょう。
つまり、リスキリングは企業主導であり、仕事において価値を出し続けるためのスキルや知識の習得、そのための学び直しが目的です。一方、リカレント教育は個人主体であり、「教育→労働→教育」のサイクルを回すことに重点を置いています。


感想

リスキリングは企業主導」と「リカレント教育は個人主体」の2つを分けて理解すれば良いことになります。



質問 2(009)

リスキリングとリカレントのどちらを重点的にやるべきでしょうか?

質問1に関連した質問をしてみました。


Bing AIの回答は(009)

リスキリングとリカレント教育は、それぞれ異なる目的と方法を持っています。どちらを重点的に行うかは、個人や企業の目標やニーズによって異なります。

リスキリングは、企業が事業戦略に合わせ、社員に新しいスキルや知識を身につけさせる人材教育のことを指します。企業が新しい技術や市場に対応するために、社員のスキルを再教育することが必要な場合、リスキリングが適しています。

一方、リカレント教育は、社会人が継続的かつ自主的にスキルアップをおこなうための学びのことを指します。個人が自分自身のキャリアアップやスキルアップを目指す場合、リカレント教育が適しています。

どちらも重要であり、個人や企業の目標やニーズに応じて適切な選択をすることが重要です。


感想

リスキリングは、人材教育」であり、「リカレント教育は、個人が自分自身のキャリアアップやスキルアップを目指す」ためのものであるということが理解できました。

どちらも重要であることは言うまでもありません。



質問 3(010)

キャリアとスキルの違いは何ですか? キャリアとスキルの使い方を教えてください。

キャリアとスキルも明確な定義に基づいて議論することが乏しいと感じています。討論番組を見ていると、この2つがきちんと使い分けできていないケースにときどき遭遇します。


Bing AIの回答は(010)

キャリアとスキルは異なる概念です。

キャリアは、個人が仕事や職業において経験したこと、成し遂げたこと、そしてその結果得られた成長や発展のことを指します。キャリアは、個人が経験した仕事の歴史や、その中で得られた知識やスキル、そしてその結果としての成長や発展を含みます。
 
一方、スキルは、個人が特定の仕事やタスクを遂行する能力のことを指します。スキルは、個人が持っている知識や技能、そしてそれらを活用する能力を含みます。

つまり、キャリアは個人が経験した仕事の歴史や成長を表すものであり、スキルは個人が持っている能力を表すものです。キャリアを積むことで、新しいスキルを習得し、スキルを磨くことで、より良いキャリアを築くことができます。


感想

「キャリアは、個人が仕事や職業において経験したこと、成し遂げたこと、そしてその結果得られた成長や発展のこと」

「スキルは、個人が特定の仕事やタスクを遂行する能力」

このように定義されています。キャリアとスキルは相互補完的であるとも言えます。

「キャリアを積むことで、新しいスキルを習得し、スキルを磨くことで、より良いキャリアを築くことができます」



下記のBing AIを使用しました。

Bing AI - 検索


🔷編集後記

Bing AI はCopilot(副操縦士)と自称しています。
Bing AI には GPT-4 が搭載されています。現時点で最新のヴァージョンであるということになります。

Bing AI を使ってみて、2つの点に気づきました。

1つ目は、質問に真摯に回答してくれることです。
「あなたは間違っています」と私の考えを全面否定するような、威圧的な返答はしません。
また、分からないことは、「分からない」とはっきり回答します。

ただし、ビッグデータが収集されているとは言え、リアルタイムでのデータはまだ取り込まれていないようなので、直近の出来事には対応していないことがあります。

しかし、最新ニュースなどのリアルタイムのデータを取り込むための作業に取り掛かっているという話を小耳にはさみました。

そうなれば、以前起きたトラブル(実際とは異なる情報を提供したことを指す)は激減するはずです。

あるレストラン(?)はすでに閉店していたにも関わらず、その店の内容を紹介したというケースがあったということです。データが古かったので仕方のないことでした。これを大問題と捉えることは、私に言わせればナンセンスです。

人間にしても、過去の知識で現在を見ると、間違ってしまうことになりますね。実際にその場に足を運んでいなければ、状況の変化に気づきません。
3現主義(現場・現物・現実)は重要です。

現場に足を運び、現物を見て、聞いて、匂いをかいで、味わって、触れて(五感)で確かめることが最善です。

ネット上の情報だけでは大切なことを見失いがちですね。

2つ目は、より具体的な内容を質問すれば、具体的に詳細に回答してくれることです。

大雑把な質問をすると、通り一遍の回答しか戻ってきません。
自分の知識を総動員して、質問すれば応えてくれます。

また、AIが知らないこと(個人の体験など)を教えてあげると、その知識を前提にアドバイスしてくれることもあります。

シンギュラリティ(技術的特異点、AIが頭脳を超える時)が議論されていますが、まだ人間でしかできないことは残っています。

孫泰蔵さん(孫正義さんの弟)は、あるYouTube番組の中で、「AIは一般の事務的作業よりも先に、高収入を得ている人たちの仕事を奪ってしまうと思う」というようなことを語っていました。

なぜなら、その方がコスト削減に大きな効果(コスパが良い)を発揮するからです。
「なるほど、そういう考え方も成立するな」と納得しました。



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