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地域創生・地域ブランディング界隈noteまとめ

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地域創生・地域ブランディング界隈のニュースや事例分析の他、マーケティングやデザインなど地域活性化やまちづくりに役立つnoteをまとめております。
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#まちづくり

01.市民の手でまちづくりがエンタメ化される話 (失敗談と今考えていること)

01.これから僕がやってみようと考えていること 02.この考えに至った経緯 03.ひらめいて人に勢いで見せてみた(半分失敗談) 04.『市民の手でまちづくりがエンタメ化される』とはどういうことなのか 上記、この記事の要点をまとめてみました。 岡田健太朗と申します。 人生で初めてブログを書きますので、初回は少しボリュームのある記事になります。お付き合い頂けると幸いです。 正直に綴っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 01.これから僕がやってみようと考

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03.ロールモデルとしての山口県

この記事の内容 1.山口県ってどんなところ? 2.クラウドファンディングで協力を依頼したい企業様 SNSを通して、 若者の地方離れを緩和したい人と、週末の予定を立てたい人をマッチングすることでまちづくりをエンターテインメントとして多くの人に楽しく行なってもらえる仕組みを考えています。 その仕組みをリリースし始める舞台を、私の地元の山口県から始めたいと考えています。 リリースして、トライアンドエラーを重ねてより良いプロダクトへと近づけます。(スタートアップについてはまた改めて

02.観光客が求めることを研究しておもてなしを考える話

記事の内容 1.旅マエ、旅ナカ、旅アトのシーンによる要求の違い 2.旅マエの観光客は総合点で行き先を決める 3.外国人旅行者(インバウンド)の求めること 4.実際の地方のまちづくりの取り組み 5.まとめ SNSを通して、 若者の地方離れを緩和したい人と、週末の予定を立てたい人をマッチングすることでまちづくりをエンターテインメントとして多くの人に楽しく行なってもらえる仕組みを考えています。 本当に世の中の役に立つプロダクトをつくるために、 観光客が求めていることを研究しました

「地方創生」の勝ち負けを分けるモノ

昨年度より、地方創生支援人材として北海道奈井江町に派遣されています。最近インフレ気味に使われている「地方創生」という言葉ですが、ハッキリと定義できているでしょうか?「地域活性化」「地域づくり」「地域おこし」といった言葉とごった煮で使われがちな傾向ですが、こういった霞ヶ関発の政策スローガンには明確な目的が存在します。 「地方創生」とは急激な高齢化と少子化といった人口構造の変化や、地方における財政ひっ迫と税収低下といった財政構造変化に対して、再編的施策を考えていく取組みとなりま

文化財とは何か。

文化財保護法改正案が今国会に上程されています。新聞紙面などでは「地方への権限移譲」との文脈で報道されていますが、実は、今回の法改正の視程はもっと深く、ひとことで言うと「文化財概念の転換」ということになります。ここでは、そのあたりの眺望について解説したいと思います。 「文化」が「ある社会で共有されている行動様式や生活様式」であるとすると、「文化財」とは「その文化活動の結果として生み出されたもの」ということになります。 これまで、その「文化財」とは「国などが選定したグレードの

広島福山、伏見町から宿づくりの旅へ

こんにちは、伏見 町子です。 広島県福山市にて、地元の不動産オーナーを中心に、建築事務所、デザイン事務所、まちやどプロデューサー、編集事務所が集まり、リノベーションによる新しい宿をつくることになりました。 福山に降りたったことがある人がどれくらいいるでしょう? 「福山って、聞いたことあるけどどこだっけ?」「福山って、何があるとこだっけ?」という、地元民にとっても失敬な微妙なリアクションの多いこと。でも、福山は新幹線も停まる駅(一部だけど)! その福山駅に降り立って福山

「がっかり観光地」と言われないために。

今日(4月15日)の讀賣新聞の配信記事に、とても気になる話がありました。 インバウンド、聖地、秘境…でも「がっかり観光地」 内容を抜粋しながら、境港の現状と今後への課題など、思うことを述べていきます(≪ ≫が抜粋部分)。 ≪多くの観光客が押し寄せている状況に、おもてなしの気持ちや丁寧さが二の次になってしまっているのだろう。風呂場に居合わせた日本人観光客の中には、「あんな言い方しなくてもいいのに。さっさと入って、とっとと出ていけと言わんばかりだ」と漏らす人もいた。これでは

「関係人口」について話したよ。

昨日、職場である豊岡劇場で開催していただいた【関係人口トークイベント】を経て感じたことを書き留めていく。 ▽イベント概要 島根を拠点にするローカルジャーナリスト・田中輝美さんが、このたび書籍『関係人口をつくるー定住でも交流でもないローカルイノベーション』を木楽舎から発刊されました。関係人口とは、思いのある地域へ定住しなくても継続的に、その地域に関わる人のことを指し、その考え方は人口減少の今、注目されています。今回は、ローカルジャーナリストの田中輝美さんと豊岡劇場のマネージャ

土地のポテンシャルを見極めて経済圏を作るお仕事-KURA COCOLONO-

僕は現在、山梨県の「とある場所」にある空き蔵と空き家を利活用したプロジェクトを進めています。プロジェクトメンバーから声をかけてもらいスタートしました。 その空き蔵を体験型のギャラリーとして活用して「KURA COCOLONO」と名付けました。 超過疎地のこの場所では60歳や70歳の方が「若手」と呼ばれるほどの場所で、目に見えて「地域の消滅」の一途を辿っています。 しかし実はこの周辺の土地は自然豊かなおかげもあって経済は元気で、観光地としても今後発展することが見込める場所

場づくりの考察。「自走する場」に必要ないくつかの要件について。あと、そもそもコミュニティとは?

こんばんは。藤本です。コミュニティ(共同体)が自走したと感じた出来事はある?あった場合、どうしてそう思ったの?という質問をいただきました。 コミュニティが自走するというのは、どんなイメージ?と聞きたい気持ちがそもそもあるけれど笑、自分なりの解釈でもってお答えしますね。 その前にまずぼくたちは「コミュニティ」「アソシエーション(=チーム的なもの)」「サークル」などという言葉を、ある程度区別して使う必要があるのかもしれません。 今、驚くほどにコミュニティという言葉が広がりを

市民が主役の公園活用:公園における市民協働の実践 #03

前回は市民協働による公園づくりのお話でした。では、公園の運営や利活用においては市民のみなさんとどのように協働していくのか、また、市民みなさんの活動を支援する仕組みはどのようにつくっているのか。今回はそこに注目します。 実践06:小規模公園活用プロジェクト公園づくりはあくまでソフト(サービス)が先であり、ハードありきではないと、高井さんは述べています。前回ご紹介した公園再配置計画でも、ソフトとハードの両面を盛り込むことにこだわったそうです。その大事なテーマである“小規模公園の

FBページフォロワー11000人!世界中へ神戸の魅力を発信する『PROJECT KOBE』 から須磨の皆様へご提案

伝えきれなかった『MOTTAINAI SUMA』2018年4月12日に開催されたSUMAチョロっとかいぎvol.5《MOTTAINAI SUMA》でお話頂いたPROJECT KOBE代表バスコムさんから、セッションタイムで伝えきれなかった内容をまとめて頂けました(^^) とても参考になるご提案、ぜひぜひ皆様に知って頂きたいです。 →PROJECT KOBE 公式webサイト →PROJECT KOBE facebookページ Attracting Visitors to S

居場所での「安心」をどう作るか?

筆者は、長年子どもの居場所づくりにかかわってきました。その経験から、居場所づくりにかかわる人たちや支援する人たちに向けて、「安心」の作り方についてまとめました。 居場所の成立条件とは? 人がそこを「私の居場所」だと感じる条件がある。それは、安心だ。  自分がそこにいてもいいのだという安心感。訪れた人がこの安心感を持てなければ、たとえ「居場所」と看板がかかっていても、その人にとっては居場所ではない。  立派で豪華な施設でも、安心出来ない場合がある。逆に、簡素な設備の建物でも

地域に根付く建築やまちを、市民と共につくることは、世界中でも起きている。だから「今」こそ世界と交流を図ろう!

前回とりあげた、tomito archiectureは、地域コミュニティスペース「カサコ」の設計に2年間を費やし、地域住民をはじめとしてたさまざまな人々との交流を図りながら、具体的な設計を進めてきたそうです。これまでのように、依頼→設計→竣工→終了ということではなく、そもそも何が必要なの?ってところから、場合によっては竣工後も建築家が介在していくという流れは、建物の大小に関わらず、この10年でより大きくなってきています。 建築家のスタンスや関わりの度合いは異なりますが、たと