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『信州怪談』松本在住の著者が記す、長野で今も起きている怖い話!

徹底取材!
長野県各地で今も起きている怪奇現象の数々を丸山政也が描く!

心霊譚が絶えない長野市のホテル
善光寺に巣食う妖しい怪異の数々
死者に呼ばれる軽井沢大橋
車中に何かが乗り込む碓氷峠
小岩嶽城址の怨霊武士
菅平高原の首なしラガーマン

〈奇譚百物語〉シリーズの丸山政也が地元長野県の怖い話を纏めた実話怪談集!

内容・あらすじ

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・松本市のとある住宅におぞましい異形が巣食う…「借家」
・木曽路にて、不気味な猿に導かれた先で驚愕の光景が…「猿の怪話」
・断崖で視たこの世の者とは思えぬ存在…「半過岩鼻」
・天竜川の舟下りで現れた恐ろしい怪異…「南原橋」
・日本有数のパワースポットで撮れた不可思議な心霊写真…「分杭峠」
・岡谷市の神社の怪異、その裏に凄惨な事件が…「池に浮かぶもの」
――など身も凍る恐怖体験談に加え怖い民話も数多く収録!
伝承の宝庫・信濃には恐ろしい場所が数多く存在する…

著者自薦試し読み1話

ガラス窓

 飯田市に住むK子さんが、亡くなった祖母から生前に聞かされた話だという。
 K子さんの祖母――F代さんが二十歳の頃だったというので、今から七十数年前のこと。
 ある日、F代さんは母親から使いを頼まれて市街地に向けて歩いていた。その途中、一軒の粗末な家の前を通り掛かったとたん、ぞくりと寒気がした。
 なぜだかわからないが、気持ちが悪くて仕方がない。
 そこは弟の親友の家だったが、どうしてそんなふうに感じるのか理由がわからない。
 が、数歩進んだところで、その訳がはっきりとした。
 格子の嵌ったガラス窓に、その家の、おそらく主人とおぼしき中年の男の顔が映っていて、こちらのほうをじっと見つめているのだ。
 だが、その顔がなんとも妙だった。家のなかから外のほうを眺めているのだが、顔のサイズが普通の人間の三倍とも五倍とも思われるほど大きいのである。それに窓に入っているのは、すりガラスなのだから、こんなふうにはっきりと見えるはずがないのだ。

続きは竹書房怪談文庫公式・怪談NEWSにて読めます📖

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