見出し画像

❖カオマンガ『愛』(60皿目)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年10月3日)

(ネタの温存だけを目的としたシリーズ。カオマンガイの報告のみ!ほぼ毎日食べているので私の体の半分くらいを構成しています。)

【記事累積:1758本目、連続投稿:744日目】
<探究対象…カオマンガイ、弱肉強食、競争社会>

2023年9月12日12時22分、カオマンガイ/チキンライス???
本日は、今住んでいる家から比較的近いお店のカオマンガイです。さて、今回はどんな名称で呼ぶことができるでしょうか。【課題の設定】

このお店は在ラオスのタイ領事館がある通り沿いにあります。位置としてはタイ領事館と韓国系大型スーパーKokkokのちょうど間です。この通りにはシヌークカフェとカフェアマゾンがありますし、Kokkokは大型スーパーには珍しく大きなザックを背負ったままでも入店できるので、休日は頻繁に足を運んでいます。【情報の収集】

そのようによく訪れる場所にカオマンガイ屋さんもあるということで、非常に便利だと感じていましたが、先日、異変に気づきました。なんとカオマンガイ屋さんのシャッターの前に白い幕が下りていたのです。そこにはラオ語しか書かれていないのですが、「ເຮືອນໃຫ້ເຊົ່າ」という言葉を私は以前に「気た・見た・つかった」シリーズで調べていたので、その意味が分かりました。「ເຮືອນໃຫ້ເຊົ່າ」という言葉の発音をカタカナで表記すると「フーアン ハイ サオ」で、意味としては「家を貸し出しています(House for rent)」なのです。【情報の収集】

ここからお世話になっていたカオマンガイ屋さんが閉店したことが判明したわけです。このお店のカオマンガイは野菜が多めに入っていて、胃にも優しかったので、気に入っていました(以前にはこのお店のカオマンガイを「ヤサ・マンガイ(野菜&優しさ)」という名で紹介しました)。ラオスは社会主義の国ではありますが、1986年から「チンタナカーン・マイ(新思考)」という政策の下で、市場経済化を推進しています。そのため外食産業も競争が激しいのでしょう。このお店のように「優しさ」だけでは、その激流を乗り切れなかったと考えられます。競争に敗れたことを示す白い垂れ幕に虚しさのようなものが漂っていました。【整理・分析】

ということで「虚無マンガイ」です(今回は食べていませんが、お店の状況からこの名称にします)。市場経済は工夫と努力によって成功するチャンスが平等に与えられるという部分では良いと思いますが、競争社会における弱肉強食の掟が適用されるシビアな部分もあります。そうして競争に敗れ、撤退を余儀なくされる店も数多くある現実に厳しさと虚しさを感じずにはいられません。牧歌的でのんびりした人柄がラオスの特徴で、大きな魅力であると思っている私としては、今後ますます市場経済化が進み、競争の厳しさが増すと同時に、虚しさも膨らんでいくと、ラオスの人々の生活や雰囲気も変わってしまうのではないかと危惧しています。中国ラオス鉄道も開通し、新型コロナも収束したので、これからのラオス社会の変化がどうなっていくか、しっかりリサーチしたいと思います。【まとめ・表現】【今後の課題の設定】

#旅のフォトアルバム
#カオマンガイ    #チキンライス
#ラオス    #ビエンチャン
#探究    #探究学習
#クリエイターフェス

この記事が参加している募集

#旅のフォトアルバム

38,828件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?