見出し画像

タイ&マレーシア旅 その15

タイ最終日。
午前中は宿でダラダラしたり、散歩したりとまったり過ごす。
朝ご飯には混ぜそばっぽい感じの麺を。
あっさりと食べることが出来るので嬉しい。


一旦宿に戻り、お昼頃までダラダラ。一応、チェックアウトは12時だが、深夜便に乗る人向けなのか、共有スペースならそのまま居座っていてもいいということ。旅人にはありがたい。


トムヤム味のカシューナッツを求めて、近くの市場に行ってみることに。
宿のオーナーによると、バンコクは月曜日休みが多く、露天や市場も休みが多いとのこと。しかしマナハーク市場なら、やっているかも?と行ってみることに。戻ってくるのも面倒そうなので、荷物を持ってチェックアウトだ。

活気ある市場だが、なかなか目当てのものは見つからない。
ただ、その代わりに菓子問屋みたいなお店を発見し、タイっぽいナッツのお菓子をゲットすることに成功した。

今日の目的地の一つであるフアランポーン駅へは、ここから運河ボートでサクッと行けるハズ。
しかし、船着き場で待てど暮らせどやってこない。もしかしたら月曜運休なのか??
船を諦めて、バスでフアランポーン駅へと向かうことにした。


タイ旅の締めは、元々の鉄道ターミナル駅であったファランポーン駅を見学。今は、駅としての機能はバンコク近郊のローカル列車が発着するのみで、ゆくゆくはそのローカル列車も、近代化された近郊型電車にとって代わられるのだと思う。
その時に、完全にフアランポーン駅の駅としての機能は役目を終えるのだろう。
とはいえ、現在の新ターミナル・クルンテープアピワット中央駅が出来てからも、暫くは長距離列車の発着は続けられていたという情報もあるので、果たしてそれがいつになるのかは不明だ。

広いドーム型の立派な雰囲気は健在だが、ゆくゆくは解体されてしまう運命だろうか。せめて新しいターミナルもこの雰囲気を継承してほしかったなと思う。


ここの見どころは、SLの保存だけでなく、元JRで活躍していたキハ183系や、14系、12系客車も留置されていること。
キハ183系は2編成が留置。観光列車に使用されて、その名も「183ツアー」として、バンコク近郊の様々な観光地へ週末を中心に運行されているらしい。
実際に、昨日もラチャーブリー駅にて普通列車の中から発見している。
それなりのお値段は掛かるみたいだが、そのうちに183系のツアーにも参加してみたいものだ。
一部、タイ国鉄のロゴが入っていたり、前照灯の増設などはされているものの、ほぼ原形に近い。
因みに、ラッチャブリーなどのタイで使っている行先までカタカナ表記されているのは面白かった。


14系や12系客車は豪華観光列車にしっかりと改造されており、コチラは種車の面影は、窓の配置などに残るのみで、日本時代の面影は一掃されている。

一旦、フアランポーン駅を出て、付近でタイマッサージを受ける。
なかなか力強いマッサージで、とても気持ちいいのだが、隣でマッサージを受けている恐らく欧米系の女性が、「OH YES!! Ahh」などと、一々色っぽい声で叫んでいる。おかげでなかなかマッサージに集中できなかった。

本当なら、ラストにカオマンガイでも食べようかと思っていたのだが、駅前のエリアにはカオマンガイは発見できず。
実は数日前からSimカードのデータプランが終了していたので、その場で検索も出来ず。
まあ、仕方がないかと手近なお店の麺料理で腹を満たす。

ここからは、知られざる市内ー空港の最安値ルートで向かう。東線普通列車6バーツ+エアポートリンク(一駅)15バーツ。
因みに、エアポートリンクで中心部まで行こうとすると、45バーツするので、使い過ぎて所持金が残り21バーツしかない!!という時でも空港に戻ることができる、ある意味裏技的なルートだ。


ホームに向かうと、既に乗車する東線・チャチュンサオ行きの列車は入線していた。
近郊型ディーゼルカーで、勿論非冷房。ちょっと狭い座席が短距離向けの列車である印か。
各車両、2カ所あるドアの片方しか開いていない。なぜだ?と思ってよく見たら、開いている方はステップが付けられて低床ホームに対応しており、もう片方はステップ高床ホームに対応する高さになっている。入線する路線によって使い分けるのだろう。
18時50分発と通勤路線の割に早すぎる最終列車は、フアランポーン駅を発車するときには程々の込み具合。
大都市・バンコクの中心部ではあるが、ゆっくりと、踏切の手前では一旦停止しながら進んでいく。
フアランポーン駅のターミナル拠点を廃止したのも、一旦停止のため列車遅延に繋がることと、道路の激しい渋滞を増長してしまうという事情があるらしい。


警笛を鳴らしながら、スラム街を進んでいく。一旦停止した時には、ちょうどオバちゃんが服の上から豪快に水を浴びて行水しているところを目撃したり、おっちゃんが上半身裸で夕涼みしているところを見たり。ナマの生活が列車から垣間見える。

パヤータイやマッカサンなどの中心駅から乗車も多く、途中からは大混雑。日本の列車だと、4人ボックスなどだとちょっと1席空いていたりと、埋まりにくいことがあるが、コチラはお構いなし。僕のボックスも速攻で通勤帰りのタイ人で占拠された。

最後のタイ国鉄鈍行列車を十分に満喫し、乗換駅のラ・クラバン駅に到着。
快適だけど、楽しさという面ではちょっと物足りなく感じてしまう、エアポートリンクで空港へ。深夜のピーチ便に今度は無事に搭乗して、日本へと帰国しました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?