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ドヤ顔に洗脳されていたようだ

今日は月2回の訪問看護の日だった。精神科病院から看護師さんが二人やってくるのだが、他の人は一人らしいのに自分には二人なのが謎だが、これは医師の指示なので仕方がないといえば仕方がない。

いつもやってくる主任のNさんはどこかの大学の理学部を出てから看護師になった元リケジョなのだが、その言葉のハキハキした感じと知識の豊富さについ自分もへりくだり気味になってしまうのだった。

今日の話は、自分の取り組んでいる俳句の話と次に取り組みたい数学学習の話、それと通っている絵画教室についての話だ。実は自分は50代半ばでアーリーリタイアしているのだが、数年前に調子を崩して療養中なのと、30年近くに渡る入院&福祉就労生活でやりたいことが殆どやれず、残りの人生も短いし、普通の人の60歳定年よりも意識的には5年前倒しして悠々自適?の日々を送っている。

今日の話の中で「おや?」と思ったのは、Nさんが三十年前に担当した日本IBMの元社員の人の話で、当時のIBMは37歳ぐらいで一旦脚切りしていたようなのだ。当時のコンピュータ業界の最前線はそれぐらいの厳しさだったのだった。今ではIBMのパソコン部門は中国メーカーのLenovoに買収されているが。

Nさんたち、看護師さん二人が帰っていったあと、「ふー」と思いながら考えていると、そんな30年ぐらい前に日本IBMの社員クラスの超エリートが精神科病院に入院するのが分かっていたのだから、それなら自分が30年も味わった3障害に合わせた低レベルで抑圧的な福祉就労施設を味合わなくて済んだのではないかと思った。今でもそうだが就労支援施設では無資格の支援員なる連中がドヤ顔で指導をしてくる有り様だ。

まあ、こっちがダメ人間だったら指導も構わないが、こっちからしたら相手のほうが無知なダメ人間で、自分に対してドヤ顔で指導をしているようにしか見えない。医師ですら、アラが見えると白けるタイプの人間なので仕方がないが。

心の病になってから進学した経緯も有って学歴的には短大のファッションデザイン科なのだが、父親は大学の理系の名誉教授なので、今まで父に匹敵するような人格者に合ったことがあまりない。まあ、親に似ない子供なんだろうね、自分は。父と並ぶような雰囲気と知性を感じたのは、恩師で色彩学会元会長のY先生ぐらいだから、人を見る目はあるつもりだ。

話を詳しく説明すると、若い頃に心の病にかかると、病院や病院施設や福祉就労施設で指導を受け続ける羽目になる。自分の場合は30年近くそれを味わっていたので、いつも大したことのない?人間がこれでもかという調子でドヤ顔をしてくる。今日の訪問看護でのIBMの元社員の患者の話を聞き、ハッキリと騙され続けてきたことに気がついた。まあ、これも厚生労働省が3障害に精神疾患を認定しているがゆえの現象であるのだが。

という訳で、あの狂った環境に迎合するのは嫌なので、今後はデイケアに通いながら、選択した創作活動と数学学習をしながら高等遊民もどき生活を続けるつもりではいるが、腹を立てる気もないし、人生を抑圧させられてきた分本音で生きようと決心した。といっても暴れる訳ではなく、ずっと興味がありながら取り組めなかったことに励むだけだが。とにかく、あのドヤ顔は不良しかやらないはずだが、実際は。


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