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#24 離島の暮らし便り 「最近学んだこと〜奥深きアジの世界〜」


雨の降る日が続きますね。

みなさんは、雨の日は何をして過ごしていますか?

最近私はもっぱら家で釣りに関する本を読んでいます。

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「晴耕雨読」と言えるほど悠々自適な生活ではないですが、、

積読している本を読む気持ちになることは、

雨の恵みの一つかもしれません。


最近ハマっているのは、魚の図鑑。

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読んでみると、こんなにもたくさんの種類の魚がいるのかと驚かされます。


それもそのはず、調べてみると、

世界には、3万2000種類以上の魚がいると言われていて(2015年時点)、

日本の領海内には4000種類以上いると言われているそうです。

また、2005年から14年間で発表された新種は3900種。

海洋生物のことは10〜20%しかわかっていないとも言われているのだとか。

ちょっと数字が大きすぎていまいちピンとこないかもしれませんが、

実は、先日こんなことがあったのです。


アメブロの記事にした41cmのサバ。

最初は、“真鯖”かと思っていたのですが、

よくよく観察してみると“ごま鯖”だということが判明しました。

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「あれー?」と思って、振り返って過去の写真を見てみると、

この2種が混ざっていたことが判明!!

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上が真鯖、下がごま鯖

驚くとともに、

もっとしっかりと観察しなくてはなと反省しました。

ちなみに真鯖かごま鯖かはその模様で判断しますが、判断しきれない時は第一背ビレのの棘数で判断します。

9本以下なら真鯖、12本以上ならごま鯖。10〜11本の場合は、「1〜9棘の基底長」÷「尾叉長」で比率を計算し、12%以上は真鯖、12%未満はごま鯖。判別制度は99%だそう。

(なるほど…。)


そして、先日、こんなアジが釣れました。

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よく見るとちょっと色が薄いのが分かるでしょうか?

釣り上げたばかりの頃はさらに色が薄く、

夕まずめだったこともあり、一瞬、頭に「?」が浮かびました。

私たちがよくみるアジは“真アジ”という種類です。

そして、真アジには、“黒アジ系“と“黄アジ系“と呼ばれる2系統があります。

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上が黄アジ、下が黒アジ

その名の通り、色が黒っぽいのが黒アジ系、黄色っぽいのが黄アジ系です。

この2つの違いは、以下の通り。

黄アジ系…栄養豊富な瀬、海峡、湾口部、内湾などに定着するタイプ。居付き・瀬着とも呼ばれる。脂が乗っていて身が白く美味しい。
黒アジ系…概要や深場を回遊するタイプ…身は血合いが多く赤っぽい。

もちろんこの中でも個体差があり、区別が難しい個体もいるようです。

ちなみにスズキ目アジ科の魚は、真アジ属・ムロアジ属・シマアジ属・ブリ属など様々なグループに分かれていて、

ざっとあげると、

真アジ・丸アジ・赤アジ・オアカムロ・クサヤモロ・ムロアジ・モロ・メアジ・オニアジ・オキアジ・コバンアジ・カイワリ・ナンヨウカイワリ・イトヒラアジ・イトヒキアジ・ホシカイワリ・カッポレ・コガネシマアジ・マルヒラアジ・ロウニンアジ・オニヒラアジ・カスミアジ・ギンガメアジ・シマアジ・ブリ・ヒラマサ・カンパチ・ヒレナガカンパチ・ツムブリ・ブリモドキ・アイブリetc….

なんかがいます。(打つの大変でした…笑)

身近な鯖と鯵ですが、知らないことってまだまだ沢山あるんだなぁと痛感しました。


いつかすべての魚を見てみたいと思いますが、

それは夢のまた夢ですね。


令和三年六月二十二日

ストローでアイスコーヒーをコポコポさせながら。(小さい頃、牛乳でよくやってたやつ。大人になってもたまにやりたくなっちゃいます。笑)

たけのこめばる



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