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元デザイナーが3,000本以上のマーケティング動画の型をつくって見えてきた未来

みなさんこんにちは!

株式会社リチカでプロダクトクリエイティブというチームでマネージャーをしています。奥です。

珍しい名称のチームですので、どんなことをやっているの?とよく聞かれます。

別の記事でメンバーがチームのことをまとめてくれていますので、ぜひご興味ありましたらご覧いただけますと幸いです。


今回このnoteでお話させていただくテーマは

「元デザイナーが3,000本以上のマーケティング動画の型をつくって見えてきた未来」です。

元々動画をつくったことが無かったデザイナーのぼくが、どんなアプローチで動画の考え方や技術をインストールし、マーケティング観点の最適化を取り入れて、それらを型化(プロダクトへの反映)してきたのか?3,000本以上のマーケティング動画の型をつくって得た、新時代のクリエイターとしてのステップと、その未来をお話できればと思います。

12月に入り、リチカアドベント2021が開催中です。本日ぼくは12日目を担当させていただきます!

はじめに

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ぼくは元々エンタメ業界のグラフィックデザイナーをしていました。

8年ほど前に新しい分野に挑戦したくなり独立。当時弊社を創業したてだった代表の松尾と出会い、漫画の話で盛り上がり、なんやかんやあってジョイン(いろいろ端折ってます)しました。

入社当時、弊社はまだ動画事業を本格的に始めておらず、松尾から「奥さんってUIデザインとかPMってできるんすか?(やって)」と聞かれたので「もちろん(マジで?)」と答え、システム受託案件のUIデザインやPMをしていました。

そして動画事業が始まり、松尾から「奥さんって動画とかできるんすか?(やって)」と聞かれたので「もちろん(マジで?)」と答え...以下略

動画事業で制作部の責任者を務めていく中で、動画事業が抱えている課題に直面しながら、リチカ クラウドスタジオの立ち上げに関わっていくことになります。

リチカ クラウドスタジオで見えた、新時代のクリエイターとしてのステップ

リチカ クラウドスタジオがリリースされると、ありがたいことに多くのお問い合わせをいただき、制作・開発しなければいけない動画フォーマット(いわゆるテンプレート)の種類が爆発的に増加していきました。(ひと月に新規の動画フォーマットを100本以上追加したり等 ※当時のメンバー、多くのパートナー様の助けあってこそ乗り越えられました

動画制作事業をしていたとはいえ、当時のチームのスキルセットはあまり高くありませんでした。だからといって闇雲にスキルの習熟をしても実際の案件では使用できないケースも多いため、お客様から要望が発生したタイミングで新しい技術を取り入れ、その中でも汎用性が高いものを型化して展開していく手法をとっていました。

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そうしてスキルセットを積み上げながら、型化したものをプロダクトに反映し、多くのお客様からのフィードバックをいただく中で、リチカ クラウドスタジオにおける「動画フォーマットの制作・開発」において大事にしなければいけない3つのポイントが分かってきました。

1.マーケティング視点で、媒体最適化を行うこと

それは、どのデータを論拠とし、どこで、誰に、何を伝えたいのか?

2.適切なクオリティで表現をすること

それは、過剰でも不足でもない、伝えるために適切な表現になっているか?

3.プロダクトでの再現性をもたせること

それは、第三者が簡単につくることができ、同じ成果をもたらすか?

これらの条件が揃っているクリエイティブを提供していくこと自体が、お客様とぼくたちを成功へ導く鍵となるという確信となっていきました。そして、同時にプロダクトクリエイティブチームの考え方の土台として確率されました。

上記のような制約を明確に定義してクリエイティブを行っている会社は、ぼくが知る限りあまりなく、この制約があることで、ぼくを含むチームメンバーは新時代のクリエイターとしてのステップを刻んでいるという手応えがあります。

その中でも、特に3はリチカ クラウドスタジオならではの制約となっており、なぜこれが新時代のクリエイターとしてのステップなのかを最後にお伝えできればと思います。

クリエイティブに再現性を持たせることによる、クリエイターの未来

クリエイティブの業界では、ひとつのクリエイティブに対して全力投球、納品すればそれで終わり、ということが少なくありません。

そしてそこで得た知見は、担当したクリエイターへ属人的に溜まり、汎用性をもたないものとなりがちです。

※上記は決して良し悪しの話ではないのでご了承ください。僕自身そういう働き方を個人としてはしていますし、今でもそういったお仕事をされている方を尊敬しています。

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ぼく自身は、デザイナー・動画制作事業の頃、この事象に違和感を覚えていました。「作って終わり」はクリエイティブという産業として、社会的にとんでもないロスを生んでいるのではないか?と。

オーダーメイド、一点ものであることが価値になるという考え自体は疑いの余地はありません。けれど、商業クリエイティブにおいて「ゼロイチのオーダーメイドである必要がないもの」の需要は想像以上に大きいのではないか?作って終わりではない、作ってから改善し続けることができる世界線はないか?など日々悶々と考えを巡らせていました。

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そんな中、代表の松尾の経営判断によりリチカ クラウドスタジオの開発が行われ、プロトタイプにてオンライン上で動画が生成された時に世界の見え方が変わりました。

ぼくたちが作った動画フォーマットを用いて、制作技術をもっていない人が数分で動画を何本も作っているその姿をみて「1のクリエティブが100にも200にも1000にもなる可能性がある」と感じた瞬間でした。

それと同時に新時代のクリエイターの在り方、未来が見えてきまました。

クリエイティブの価値の拡張

ぼくはこれまで3,000本以上のマーケティング動画の型化に携わってきました。

多くのお客様の与件をヒアリングし、クリエイティブをつくり、プロダクトへ反映していく中で多くの失敗や成功を経験させていただきました。

街を歩けば全ての広告が型に見えるくらいには型化に没頭してきました。

それを踏まえて確信をもって言えるのは

クリエイティブに再現性をもたせることで、クリエイティブの価値を拡張することができる。

ということです。

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とある会社がとある配信媒体でクリエイティブを配信し数値が良かったとして、そのクリエイティブの役割はそこで終わりか、クリエイターが修正を行い何度かPDCAを回して終了、というプロセスが大半だと思います。

リチカ クラウドスタジオでは、配信結果を元に分析された動画フォーマットをプロダクトに反映させることで、理論上は全てのユーザーの配信数値の改善をすることができると考えています。(大袈裟に聞こえますがプロジェクト単位でそういった事例が山ほどあります)
このようにクリエイティブの価値を拡張させることができるのが、リチカの面白いところでもあり、これから出会うクリエイターの皆様にも楽しんでいただきたい点となります。

そして、最終的にはぼくらはそれらを、自動最適化&分析もしていきたいとも考えています。この話は長くなりますのでまたどこかで...

もし、このnoteを読まれてリチカに興味を持っていただける方がいましたら、是非気軽にお話してみませんか?

https://meety.net/matches/XxsiaccQtMdf

1のクリエイティブが1000になる瞬間を共にする方と出会えるのを楽しみにしています。

Forbes Careerさんに取材いただきました!

自動最適化や、スタートアップでのクリエイティブチームの考え方などをお話しをしております。ぜひご覧ください👇

We are Hiring!!!

私が所属するプロダクトチームを始め、リチカは絶賛採用中です!

今回のテーマではご紹介しきれませんでしたが、リチカのビジネス、プロダクト、コーポレートチームには最高のメンバーが揃っています。ぼくたちプロダクトクリエイティブが安心して型化や研究開発ができるのは、本当に全てのチームメンバーのおかげです。そんな、ぼくがいつも感謝してもしきれない、最高のメンバーとも新しい縁をもっていただければこんなに嬉しいことはありません。

下記にリチカの情報についてまとめております。

少しでもご興味をお持ちいただいた方は、ぜひご連絡ください。

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ウラ凸 - リチカのウラ側へ、カジュアル面談で突撃しようリチカは「想いが届く、で世界を豊かに。」をMissionとするクリエイティブテックカンパニーです。 デジタルの波が来たこ

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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