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詩20230626-

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詩 20230626-
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#詩が好きな人と繋がりたい

詩:時間がないんだ

詩:時間がないんだ

時間がないんだ
君を好きだと言わないと
死んでも死にきれない

時間がないんだ
君と抱き合えないと
死んでも死にきれない

時間がないんだ
君と口づけできないと
死んでも死にきれない

時間がないんだ
僕は君を愛する
限りある時間のなかで
君をいっぱい愛しつくしたい
君はそんな僕を愛してくれるかい?

時間がないんだ
君を好きだと言わないと
死んでも死にきれない

詩:スケッチ

詩:スケッチ

無音を雑音を音楽に求める
無音がない音楽はない
雑音がない音楽は本来ありえない
それならば
雑音も無音も曲にしてしまえばいい

 息づかい
鼓動
 残響

 声
拍手
 衣擦れ
調律
 間

詩:音楽を我等に与えたもう

詩:音楽を我等に与えたもう

音楽を我等に与えたもう

今世の中には歌が氾濫している
しかし
ほんとうに音楽が世に行き渡っているとは到底思えない
ほんとうの歌を唄いたい

音楽を我等に与えたもう

詩:爪の線

詩:爪の線

俺の親指の爪には
太い黒い線が
マジックで書いたかのように

親指の爪に黒い線があるのは
不健康の証だとどこかで聴いた

ある日戦争を背後に聞いて
大層気が滅入った

爪の線がどんどん黒くなってくる気がした

詩:食べられる

詩:食べられる

下心の背後に暗雲がやってきて

君を食べちゃう

だからそう私は

気が狂うのだ

食べられている君を見ていたら

そりゃおかしくなるだろうよ

君を食べ終えた暗雲は

人の味を覚えた暗雲は

さいごに私を食べる

詩:家と煙草

詩:家と煙草

家の内で煙草吸うとにおいがいやだから

やめろと

家の内でglo吸うとにおいがいやだから

やめろと

家の外で煙草吸うとみっともないから

やめろと

家の裏で煙草吸うとにおいが家に入ってくるから

やめろと

でもぼくは煙草をやめる気はない

だって父が

ベランダ占拠して煙草吸ってるから

それにやめられないし

童話詩:最近のハトマン

童話詩:最近のハトマン

人間たちからエサをもらいすぎて太っているドバトたちを見て鳩平和ポッポ連合のハトマンは嘆きました。

クルックー。なんということだ。我々鳩は人間に依存しすぎているのかもしれませんな。

そこでハトマンは法を制定して鳩たちに通達しました。

いわく、ドバトは人間からのエサをもらってはいけない。と。

しばらくするとハトマンのもとにたくさんのドバトたちがやってきました。

ハトマンさん。我々はこの度の法

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詩:君と話していると

詩:君と話していると

君と話していると

何かが変わる気がする

移ろいゆくこころ

成長していく気持ち

新鮮な出会い

変わっていくのは私だけだろうか

君も変わるだろうか

詩:ここにいるよ

詩:ここにいるよ

ぼくはここにいるよ

きみはどこにいるんだろう

だいじょうぶだよ

ここにいるから

いつの日も

ここにいるよ

きみのために

詩:毎日 YMO“Perspective”より着想

詩:毎日 YMO“Perspective”より着想

毎日カーテンを開けます

毎日顔を洗います

毎日体操をします

毎日君に会います

毎日皆と話します

人はカーテンのように別れてはまたくっつく

それが人間らしいというものでしょう

そうなのでしょう

毎日皆と別れます

毎日君とさよならします

毎日体操をします

毎日お風呂に入ります

毎日カーテンを閉めます

人はカーテンのように別れてはまたくっつく

それが人間らしいというものでしょ

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詩:心が辛いときは

詩:心が辛いときは

落ちこむこともある

鬱っぽくなることもある

そんな時は

ちょっと歩いて

できるだけ誰かと喋って

美味いもの食べて

ぐっすり寝て

それだけ

詩:夜を駆け抜けていく

詩:夜を駆け抜けていく

夜を駆け抜けていく

思わず悪夢を見たよ

夜を駆け抜けていく

悪夢を次の夢で塗り潰す

夜を駆け抜けていく

夢が消えていく

夜を駆け抜けていく

詩:キスの染み

詩:キスの染み

君と口づけしている間は言葉は生まれないけれど

口を離せばやっと言葉が生まれ出てくる

キスでできた染み

たとえその染みを消したくて

何度洗っても

とれないからぼくは隠してしまった

しかしもし

染みが簡単にとれてしまったら

生きるのはつまらない

羽田光夏さんの詩「黒歴史」より着想を得ました。光夏さんありがとうございます!

童話詩:くるみ割り人形のおじいさん

童話詩:くるみ割り人形のおじいさん

腰の曲がったくるみ割り人形のおじいさんがいました。

おじいさんは口をガタガタ何かを言っています。

でも歯がないので何を言っているかわかりません。

そこでぼくはおじいさんの口にくるみを入れました。

おじいさんは口をガタガタして見事くるみを割りました。

おじいさんはぼくに向かって大きな声でこう言いました。

わしはくるみ割り人形じゃない!

残念ながらおじいさんはくるみ割り人形ではなかったの

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