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私に根付くジャンクなラーメン。

たまにラーメンが食べたくなる。

私のなかに根付いているラーメンが 幼少期によく行っていたデパートに入っているチェーン店のようで他で決して見ることはなかった中華ファミレスの醤油ラーメン。

醤油とだしの素をお湯で薄めました?という風味もなんにもない安っぽいラーメンだった。

子どものころの味とは恐ろしいもので、どんなに美味しいラーメンを食べて知っていても、安っぽいラーメンも難なく食べられて むしろ美味しいとなってしまうのである。

これがリッチな家庭だったり、ラーメンのこだわり半端ねえ家庭だったりしたら、安っぽいラーメンなど不味くて食べられたものではないかもしれない。

どちらが豊かなのか?と考えると何ともいえない。

小学生のころに漫画「美味しんぼ」を読み 海原雄山、大変そうだなー生きづらそうだなーと思ったものだ。

海原雄山は日本屈指の美食家で出汁のとりかたがちょっと違うだけでプンプンしてしまう気難しいおじさんなのだが 件の安っぽいラーメンを食べた日には入院くらいしてしまうのではなかろうか。メタモルフォーゼして世界を滅ぼすくらいはしてしまうかもしれない。

味覚障害を起こすほどの偏食はよろしくないし、海原雄山ほどではなくとも出汁の味が感じられるくらいの味覚はあったほうが食事は楽しい。でもジャンクな味の豊かさもあるなあと。

一流の料理の世界はもっと広くて奥深いかもしれないけど…

子どもにどんなものを食べさせてあげればいいのか、まぁ、一流のものはなかなか食べさせてあげられないけれど、旬のものや、取れたてのもの、時おり(努力目標)ジャンクなもの、美味しいもの、不味いもの、色々と食べてもらいたいな。




つけヒゲに憧れているのでつけヒゲ資金に充てたいです。購入の暁には最高のつけヒゲ写真を撮る所存です。