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書籍巡り vol.8

こんにちは。書籍巡りのお時間です。

今回は、古美術や近代美術の書籍です。


今回紹介するカタログはどの展覧会も実際に伺っていない、貰い物のカタログなのですが。

国宝展や常設展で繰り返し展示されているものもあり、当時展覧会には伺えていなくても、収蔵されている美術館や博物館にて今でも見に行くことができる作品もたくさん掲載されています。

たまに、読み返して大切にしています。


日本国宝展

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思い入れがあるのは、大阪・大阪市立東洋陶磁美術館の油滴天目。大阪へ友人と旅行に行ったときに見ることができた、茶碗です。

次の、白小葵地鳳凰文二重織袿は失敗談があり。その着物は、宝物だと知り、ひとりで神奈川県鶴岡八幡宮まで見に伺ったのですが、複製のみの展示。そのためだけに行ったので、交通費が本当に痛かった〜…!

後日、東博のきもの展にて、打ち掛けの現物を無事に拝見することができたという、思い入れの美術館品が掲載されています。


日本美術名宝展

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こちらの中では、正倉院展でみた作品が好きで、特に、紺夾纈絁几褥(こんきょうけちあしぎぬのきじょく)奈良時代のもの。

先日、京都の細見美術館での、『特別展 日本の色 吉岡幸雄の仕事と蒐集』の展覧会にて、復元を制作されてたのを思い出しました。

展覧会『日本の色 吉岡幸雄の仕事と蒐集』は2021.4/11まで。(※5/9まで会期延長されています。)

細見美術館

吉岡さんは、以前たまたま紫根の染め物などについて調べる際に、書籍を読んでお名前を存じていたので、京都の展覧会は伺えることができて良かったです。


「昭和の洋画100選展」

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この展覧会にも伺っていないのですが、どれも有名な作品たち。常設展にて、収蔵美術館でみた顔ぶれの作品もありました。

古いカタログでも、名作をまた見れるのは嬉しいこと。

SOMPO美術館では、東郷青児《超現実派の散歩》(あのロゴのモデルになっている絵画です。)や、アーティゾンの坂本繁二郎《放牧三馬》、東京国立近代美術館の安井曾太郎《金蓉》といった、日本の美術館の名作コレクションたち。

カタログを私にくれた人も、美術館のコレクションについてお話をしてくれていました。

私も、このお話を聞いてから、どんなコレクションがあるかで美術館の質がわかり、美術館を豊かにしてくれるのはコレクションなんだと感じるようになったきっかけのお話です。

企画展も楽しみですが、コレクション展にも興味を持つようになったキッカケのお話でした。





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