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『統合失調症っぽい』らしい私の脳内会話の体験談

 私って統合失調症“っぽい”らしいんですよ。
 実際に医師から診断された訳ではないのですが、それっぽい幻聴が聞こえてくる事があります。
(精神科に行った事はあるのですが、明確に統合失調症と言われたわけではないです。「広く見て……」と曖昧におっしゃってました笑)
 そんな幻聴っぽいものを書き溜めていたので、少しだけご紹介できればと思います。
 多分『』の方が幻聴で、「」の方が私……なのかな? という感じです。
※中にはキツい言葉も入っているので、読む際にはご注意ください。
 
 それではどうぞ


体験談

寝たら良かったのに


 
「あぁとても眠たい」
『だからあの時寝たら良かったんだよ』
「だって面白かったんだもん! 見ちゃうじゃんか!」
『バカねぇ。だから流行っているうちに見とけばよかったけんね。なんで逆張りするかなぁ。』
「別に逆張りしてるわけやないんよ。ただ見るのが面倒に感じただけよ」
 
 これは、ちょっと前に流行っていたアニメを夜遅くまで見ていた日の会話ですね。流行ってるうちに摂取しておけばよかったものの……おかげで夜更かししてまで見る羽目になりました笑。

たったの200字に


 
『たったの200字にどれだけ嫌がってんの?』
「本当に文章が書けなくなっている気がするよ」
『書けなくなっているじゃなくて、書こうとしてないんでしょ?』
「でも、それで不可能になっているんだったら、書けないと同義じゃない?」
『原因が違うなら同義じゃねぇよ。何ちょっと難しい言葉使ってイキってんの?』
 
 学校の課題で200字以内で書かなければいけない時の会話ですね。文章に対するスランプがちょっと出ています。あっ、ちゃんと課題は出しましたよ?

疲れた

「疲れた」
『何に疲れた?』
「分からない。睡眠不足なのかなぁ。なんであんな睡眠時間になったんだろう」
『お前のせいだろうが。消えてしまいなよ。早くどこか遠くに行ってさ。そのまま戻ってくんなよ』
「なんでそんな事言うの? やっぱり君も自分の劣っている所を見られたくないんだろう? だから僕をそうやって遠くに行かせようとするんだ。だから僕に酷い事を言うんだね? 君も結局臆病者なんだ」
『おかしな事を言うんじゃない。大体お前がしっかりしていないから私がこうして叱らなければいけないのだろう。反省しなさい』
「叱る? これはただの罵詈雑言じゃないか。教訓も何も無いじゃんか。叱るというんだったらそれ相応の学びを感じさせてよ」
 
 「」の方も私なのでしょうか? もう一人いらっしゃる気もします。一人称も普段と違いますからね。「僕」なんて言った事無いですよ。

褒められたいだけなんでしょ?

『褒められたいだけなんでしょ』
「うるさいなぁ」
『ちょっと変な自分に酔ってるつもり? 残念でした。お前の抱えてる悩みなんてごく普通で凡人なら誰でも考えた事のあるありふれたものなんだよ。』

 私の頭に住み着いている感覚なので、何でも知ってるんですよね、彼って。だから私の悩みはなんでも知ってる。そして痛い所も知っている。
 でもありふれているかどうかは分からないはずですよね? だって他の人とは話してないんですから。


 

やれよ

「出来るでしょ? って言わないでくれよ。そりゃ物理的にはできるよ。ムリヤリなら出来るよ」
『ならやれよ』
「無理だよ」
『なんで無理って言うんだよ。やれよ』
「逆になんで許してくれないの?」
『サボってるだけだからだよ。別に病気でもなんでもないんだろ?』
「でも辛いよ。ほら、涙出てる」
『んなもん知らねぇわ。泣いてても授業は受けれるだろ? 出席点の為にも受けろよ。早退すんな』
「無理だって」
『休んでも、次の準備どうせしないんだろ? なら同じすごすんだったら他の人の発表見ていった方が有益だろうが』
「私がどれだけ苦しくても?」
『あぁ、てかそれも』
「やめて言わないで」
『分かったよ。とりあえず出ろよ』
「どうしても出なきゃダメ?」
『ダメ。休んでも無益なだけ。ほら、涙ひいてきたじゃねぇか。大丈夫になってきてる証だ』
「それでも痛いよ」
『どこがだよ。どこもケガしてないだろうが』
「つらいよ。疲れた」
『疲れたままでも受けれるよな? ほら、大丈夫になってきた。てか発表しないって決めちゃったもんな。また発表しないんだな』
「大丈夫だと思ってしまうんだ」
『ほらもう大丈夫』
「本当に大丈夫なのかな」
 
 彼も私の全てを知っていますが、私も彼が何を言おうとしているのかはなんとなく分かります。でも大体はすぐに言われてしまうんですよね。これは口を防げた貴重な例です。「やめて言わないで」なんて、普段は全然言えませんから。
 
 

珍しい誉め言葉

『お前にもいい所はあるよ? ただ、今回は当てはまらなかったんだよ。お前にも欠点があるわけで、それが今回の根っこ部分になっていたわけで……。あーもうなんで俺がお前を慰めなくちゃいけねぇんだよ! 俺はお前を責める役割だろ?』
「そんな役割分担してませんー! 出来る事なら貴方からも褒められたいわ! 慰めてもらいたいわ!」
『そんなこと出来るかよ! 慣れてねぇ!』
「慣れたらやってくれるの?」
『やらん!』
「強情だなぁ」
『……まぁとにかく、改善していくほかないわな』

 本当に珍しく褒めてくれた日ですね。こう見るとただのツンデレに見えてくる不思議。ずっとこんな感じだったら良いんですけれどもね。

後書き

 最初にも言いましたが、私は統合失調症“っぽい”らしい人間です。実際には違う症状なのかもしれませんし、実はなんでもない想像ってだけかもしれません。
 ですが、脳内でこんな会話をしているのは本当です。不思議に見えましたか? 共感してくださりましたか? 不気味に思いましたか?
 私はこれからも、この謎の声と一緒に生きていくのでしょう。

 それでは、また明日~。

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