他人と比べないなんて、無理
他人と比べても意味はない。
重要なのは昨日の自分より成長していることだ。
一度は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。僕自身もよく聞きます。こういう言葉を聞く度に「周りは周りで自分は自分、自分のことだけに集中しよう」と思います。
しかし実際には、他人と比較せずに昨日の自分とだけ競うなんてできません。
サッカーに置き換えて考えてみました。
活躍しているプロサッカー選手にも、「自分の敵は自分だ」と言う人はいますが、他人を気にせず自分とだけ比較することで成長できる人はいないと思います。
なぜなら、サッカーはチームスポーツなので絶対に他人が関わってくるからです。試合はもちろん、練習も一人ではできません。
昨日の自分とだけ比べているのなら、「他の選手が頑張っているのだから自分も頑張ろう」という気持ちにはならないはずです。スポーツ経験者でなくても分かると思いますが、人の必死な姿を見ると、自分も頑張らないといけないという感情が自然と生まれてきます。
これはチームスポーツだけに見られるわけではなく、個人スポーツであっても、他の選手が刺激になるという事は多々あると思います。
他人と比較することは必ずしも悪い結果をもたらすのではなく、良い効果をもたらす場合もあるのです。
僕は、怪我をしていて最近グラウンドに復帰したばかり(約1カ月は接骨院に通っていました)なので、まだ練習に参加はできておらず、別メニューでリハビリ中です。
リハビリ中にふと練習の様子を見ると、涼しくなってきたこともあってみんなめちゃめちゃ走るし、球際もバチバチで練習しています。
練習を離脱したことがある人なら分かると思いますが、かなり大きな焦りが生まれてきます。
この焦りは、他人と比較していることから生まれているのです。
昨日の自分よりは、怪我からの復帰が進んでいるので成長できていると分かっているつもりでも、同じポジションの選手が活躍している姿を見ると、怪我している現状に納得できずに焦ってしまいます。
焦り(他人と比較すること)は良いものなのか、悪いものなのか
焦った後の行動次第です。
他の選手の活躍にただ焦って、怪我が完治する前に中途半端にプレーしてしまい、また怪我をするのか、
他の選手の活躍に焦るだけではなく刺激を受けて、今自分ができるトレーニングに全力を注ぐのか、
後者の方が良いという事は言うまでもありません。
他人と比較することについて、記事に書き出すことで悪いことではないと整理できました。焦いはその後どんな行動をするかで良薬にも悪薬にもなる、これを再確認できただけでも記事を書いた意味があったかもしれません。
この記事では、誰しもに共通することを書いてみました。
他人と比べることが悪いわけではないことが伝わればいいかなと思います。
読んでいただきありがとうございました。