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花嫁さまの召使いが語る、ウェディングベールの本当の意味。

花嫁さまの召使い業務が、本日より本格的に再始動しました。

コロナの影響で結婚式を中止や延期にしたカップルさんのために企画したフォトプランです⇩


こちらのプランは新聞にも掲載していただいたことで、ありがたいことに定員いっぱいまでご応募いただき、オンライン上での打ち合わせや衣装合わせなどを経て、本日が最初のカップルの撮影となりました。


久々の花嫁さまの撮影です。

召使い、めちゃくちゃ気合が入りました。

ドレスやベールにも、念入りにアイロンをかけて気合を入れました。その気合い(?)は、ドレスにちゃんと伝わるような気がしています。

気合注入中↓

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お二人は、もともと大げさな結婚式を望まれてはいなかったのですが、お母様にウェディングドレス姿を見せたいというお気持ちで、ごく親しい人たちとのお披露目会を計画されていらっしゃいました。

ところがこのコロナでキャンセルになり、とてもがっかりされたそうです。またもう一度いちから計画するという気持ちにもなかなかならない…。もう二度とドレスを着る機会はないかもしれない。そんなときに、職場の知人の方に私たちの新聞記事をおすすめされて、ご応募いただきました。


16日付神戸版


今日は撮影ですが、せっかくお母様もいらしゃっていたので、サプライズでお母様にベールダウンもしていただきました。

ウェディングベールには「災いから守る」という魔除けの意味も込められています。また、娘を守って来た母親の愛情の象徴という説もあります。今まで大切にお嬢様を育てられてきたお母様に、最後にベールを下ろしてもらう「ベールダウン」のシーンは結婚式の中でとても大切なものです。

そして「これからは私がお守りします」という意味を込めて新郎さまにベールを上げていただくのです。

そのお話をすると、お母様も花嫁様も少し涙ぐまれていました。

そして感動のベールダウン。

「一時はドレス姿を見ることも諦めたのに、こんなこともさせてもらえるなんて」と、お母様がとっても喜んでくださっていて、本当によかったなあ。


シャイだけどお優しい新郎さま、可憐な花嫁さま、そしてお母様。

本当に喜んでくださっていてよかった。召使い冥利に尽きますわ。


けど、幸せな時間のお手伝いができて、一番よろこんでいたのは、私かもしれません…。


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さて、撮影後。心地よい疲労感に包まれながら、オフショットの自分の姿を見てびっくり。

もんのすごくたくましい二の腕!

この立派な二の腕は、召使いの中でももはや「ベテラン女中頭」のそれです。



これだけはなんとかしなければ…。




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ドレスの仕立て屋タケチヒロミです。 日本各地の布をめぐる「いとへんの旅」を、大学院の研究としてすることになりました! 研究にはお金がかかります💦いただいたサポートはありがたく、研究の旅の費用に使わせていただきます!