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機能のデマンドではなく、コトのデマンドを大事に!
先日、業界団体のとある会合に参加していたら、座長の方が
「機能に対するデマンドではなく、コトに対するデマンドをしっかり追いかけることが大事だと思う」
というような話をされていました。
移動しながらの参加で発言はできなかったのですが、なるほどなぁ~と思いました。
機能とコトの違いについては、細かくは説明されていなかったので、私の勝手な解釈になってしまうのですが、
「機能」のデマンドというは、「***が測りたい」とか「****を認識したい」とか「****ができるように動かしたい」みたいなことで、
「コト」のデマンドというのは、そもそも「なぜ」それが測りたいのか、認識したいのか、動きを実現したいのかということ。
ついつい設計をしようとすると、機能をさらに分解した性能(仕様)みたいな点を細かく決めたくなってしまいます。お客さんと会話していても、機能や性能に関する要求は出てきやすい印象なので、そちらを気持ちも振られやすくなります。
ただし、性能とかその上のレイヤーの機能は、聞く人やお客さんによって要求される内容は違ってくるので、そこばかり追いかけていくと、個別の開発になって案件が増えるほどツラくなってしまう。
そうではなくて、そもそもなぜお客さまがそれをしたいと思っているのかという本来的な欲求を正しく理解しましょう!というのと、そのレベルでの要望は同じ業界であれば、顧客間でそんなに差はないので、そこをしっかり押さえられるアーキテクチャをしっかり設計することが大事ですよ!
ということを言われていたように感じました。
性能ー機能-コトというようなレイヤー構造になっていて、機能よりコトの方が上位概念な気がするので、コトを大事にしよう!というのは、当たり前といえば当たり前なのですが、改めてという視点を教えてもらったような冒頭の発言でした。
パナソニック創業者の松下幸之助の言葉?そとそもは近江商人の言葉?かはよくわかりませんが、社内では
「無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。」
みたいな言葉を聞くことがあります。
この言葉が意味することも、目の前でお客様が欲しいと言っているだけではなく、本来のお客様の状態、要望の本質を理解し、そのために必要なものを売らないといけない、という意味です。
「売る」という言葉が使われていますが、当然「作る」ときにも意識されるべきことで、今回の内容に近い考えかなとも思ったりしました。
ついつい目先の事象、要望に目が行ってしまいますが、視座の高さは維持というより高め続けないといけないですね!!
では、また来週~!!
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安藤健(@takecando)
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