人間の性格を大別すると4グループとなる(916)

人間の性格を分類する方法として有名なものに「ビッグ・ファイブ」があります。開放性、誠実性(勤勉性)、外向性、協調性(調和性)、神経症傾向(神経質)の特性があるというものです。これは、現実の実験データというよりも、いろいろな議論を元にまとめ上げたものです。

ビッグ・ファイブを組み合わせると別のグループ分けができるという結果があります。ノースウェスタン大学による150万人の調査結果(2018年)で明らかになりました。それらは『平均的』『おとなしい(慎ましい)』『模範的』『自己中心的』の4つです。

　　　　　　　　　　　　　神経症　外向性、　開放性、　協調性、　誠実性　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　傾向、　　　
Average(平均的)　　　　　　◎(高い)　◎　　　☓(低い)　　　　　　　　　　　　
Reserved(おとなしい)　　　　　　　　　　　　☓(低い) 　○　　　　○　　
Role Models(模範的)　　　　 ☓(低い)　 ◎　　　○　　　   ◎　　　　◎　　　
Self-Centered(自己中心的)　　　　  　  ◎　　　☓(低い)　☓(低い)　☓(低い)

この調査結果のポイントは、次のとおりです。

・ビッグ・ファイブの5つの特徴が完全に独立したものではない。
・ビッグ・ファイブのいくつかが組み合わされて4つの性格タイプになる。
　　　　　　例えば、女性は平均的な特徴を持っている。
・年齢を重ねていくと、性格タイプも変わっていく。
　　　　　　若いと自己中心的が多く、40歳以上になると模範的になる。

筆者としては、「若いうちは自己中心的、その後平均的かおとなしいタイプに変わり、多くの場合に年をとってからは模範的になる」と考えています。皆様は、どのように考えますか。

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