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正しい心を維持するために-その4 (890)

7回シリーズの4回目です。

私たちの生活では、気持ちよくつき合える人たちだけではなく、問題を起こす人も周りにいるものです。たとえば、つい嘘をつく人であったり、反抗をする人であったり、悪さをする人などがいます。そのような扱いにくい人たちと、いかにしてつきあっていけばいいでしょうか。

大切なこととして、私たちは気持ちよくつき合える人だけではなく、扱いにくい人とも、生かし生かされているのだという事実を認識しなければなりません。たとえば、扱いにくい人の言動を見て、反面教師としているのです。

そのように理解すれば、扱いにくい人を、むしろめったにない宝だと思って慈しむことができるではないですか。

ただし、注意点があります。

 ・他に悪影響を与えている言動の場合には、
  単純に許すのではなく、その責任を負ってもらうようにする。
 ・彼ら自身がもともと優しくて正しい言動ができる人だと思うこと。
 ・扱いにくいと思う言動をする背景や理由を理解する。

これらのことを念頭に、彼らに慈しみをもって接していくようにしなければなりません。

 ・責めるのではなく、必要に応じて相手の意見を受け入れる。
 ・単に問いただすのではなく、背景や理由を引き出す。
  もしかすると、誤解や曲解による言動なのかもしれない。
  注意を自分に向けて欲しいだけなのかもしれない。
 ・相手に、自分のしたことに気づいてもらう。
 ・慈しみの目つき、言葉をもって接する。

扱いにくい人と接することによって、逆に私たち自身の接し方に問題があったのかもしれないと、気づくこともあるでしょう。そう思えば、自分を向上させることもできるではありませんか。

ポイント:

 ・だれとでも壁を作らずに、慈しみの心をもって接する。
 ・扱いにくい言動には、背景や理由がある。

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