レジリエンスを高めてポジティブな感情を出していく(939)
「レジリエンス」とは、困難や失敗に直面してネガティブになったり落ち込んだりしても、立ち直ろうとする精神的な回復力のことです。人生に失敗はつきものです。失敗したからと言って、落ち込んでいては、前に進むことができません。人生は長いのですから、立ち直って前に進まねばならないと誰しもが思います。
ただし、「レジリエンス」は誰もが持つのですが、その強弱に差があるのです。だから、自分のレジリエンス力は、どのようなもので、どのような力があるかを知っておくために、一定期間に自分を振り返ることが重要になってきます。言い換えると、自分を振り返ることで、レジリエンス力を育てることができるのです。その育て方の考え方を、示しておきましょう。
まずは、自分の中にあるポジティブな特性(すなわち、自分の強み)は何かを理解します。そのために、一般的に言われている24の強みのリストの中から自分に当てはまるものを選択します。24の強みのリストは、
創造性 好奇心 向学心 柔軟性 大局観 誠実さ 勇敢さ 忍耐力
熱意 親切心 愛情 社会的知能 公平さ リーダーシップ
チームワーク 寛容さ 謙虚さ 慎重さ 自律心 審美眼 感謝
希望 ユーモア スピリチュアリティ
からなります。
たとえば、ある日に24の中から自分の強みを3つ選んだとします。
別の日に見直して、選び直します。このことを繰り返していきます。
これは、「強みコレクション」と言っていいでしょう。
次に、自分の中にあるレジリエンスを導く要因(レジリエンス要因)にはどのようなものがあるかを調べます。レジリエンス要因には、
個人的な要因である知能・健康・ジェンダーなどの「生物学的な要因」と、社会志向性・楽観性などの「気質・パーソナリティ」と、
対処能力(コーピング・スキル)・情動調整などの「スキル」
がありますが、その中のどれが自分にとって利用可能なのかを調べていきます。これは、「レジリエンスさがし」と言っていいでしょう。
さらに、自分が落ち込んだときに助けてくれるもの(たとえば、音楽を聞く、きれいな映像を見る)を見つけ出します。これは、「回復アイテム」と言っていいでしょう。
そして最後に、 自分の毎日の行動の中から、「できた」ことを記録していきます。これは、「できたこと日記」と言っていいでしょう。
実は、これらの流れは、iPhoneアプリの「レジリエンスさがし」というアプリにあるものです。アプリを使えば、自分のレジリエンス力を見つけ、高めていくことができます。
レジリエンスを育てていくことは、困難なことに陥ったときに対応することができる、すなわち予防のための対応になっているのです。
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