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クリエイティブの種

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自分が日々感じていることや感動したり、少しでも心が動いた瞬間のことを書き込んでいきます。
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褒める技術と叱る技術

ー褒める技術

【褒めて伸ばす】なんて簡単に言うけどなかなか難しい。自分もびじゅつを教える当初、「上手ね〜」なんてことばっかり言ってた。でも、本を読んだりする中でこれは違うんじゃないかと思いはじめた。上手って判断するのは大人なのだ。

コドモたちの褒め方はとても簡単。子どもに響く言葉 Iメッセージを使うこと。主語を変えること。

(わたしは)素敵だと思う!
(わたしは)この色すきだなー!
(わた

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どろんこになろう



どろんこになろう。

子どもはみんな汚すことから始まる

最初はオムツ汚すことでママを呼ぶ

最初は泣くことでママを呼ぶ

最初はよだれまみれでママを呼ぶ

実は汚すことはすごくスッキリ

拭いてもらって替えてもらってさらにスッキリ

大人もたまには汚れればいい
大人もたまには泣けばいい

綺麗好きにならなくたって生きていける

汚れることをダメとしたらママもパパもつらくなる

汚すこ

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個性



ふと思い出したことがある。森と海の近くのど田舎のまちにも流行があった。

自分が小学生高学年の頃、あるスポーツメーカーの三本線のジャージが同学年のあいだで流行った。

みんながみんな三本線のジャージをはいていた。上は体操着。下は自由にもかかわらず、われわれはこぞって三本線をはいた。例のごとく自分もその一員である。

ある日、となりのクラスの女の先生がそのことに激怒したことあった。

「同じのよ

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塗り絵をしない理由

私は塗り絵が大の嫌い。小さな頃から。

日本人はなんで線の中に色をつけるのが得意なのだろうか。浮世絵の流れや、日本人の性質だろうか。漫画もそうだがやはり線の国。線で囲んでその中を色で塗る。根深く残るその枠を、私ははみだしたい。はみだした部分が個性である。

昔、ポルトガル大学での展示で一緒に絵を描いた大学生は色から塗って、そこから輪郭をつけていった。当時23歳の私は衝撃をうけた。

今、子ども

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子どもに響くほめ技術



なんでこんなおっさんにそんなこと言われにゃならんのだと思われるだろう。

でも、一週間で合計300人前後の個性豊かな子どもと関わっている。年間でどれくらい子どものことを考えているだろうか?まじめに。毎日違う生徒と本気で向き合う。自分の子どもも含めると毎日10時間は子どものことを考え、接している。かなり少なく見積もって年間2400時間。100日近くは丸々子どものことを考えていることになる。7年続

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「上手」があるから「下手」がある

保育現場で美術の指導をしていると保育者からは上手という言葉がよく聞こえてくる。息子の保育園でも上手ねーいい子ねーという声。

絵が上手って、誰が決める?

オトナ?

誰が何を基準に上手?

その評価のせいでとなりの子はこの子は上手だからと思って上手を目指すとでも思ってるのか?上手と言われた子は上手に描かないと褒められないとぐるぐる描きなんかできなくなる。

そう、上手があるから絵が嫌いになってし

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