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AIの特性

おはようございます。

AIの特性として皆さんは何をあげますか?

私は無限性をあげてきました。

人間の命には限りがあります。
いつかは命が尽きるのです。
ですから、死を恐れるとともに、
生ある限り楽しもうとするのです。
それが、恋であったり愛であったりします。

それが無限に生きていけるとしたならば、
そう焦らずともよいわけです。
そのうちにしようで済んでしまいます。
そこに燃えるような生はイメージしにくい。

有限性と無限性が
人間とAIの境界だと思っていました。

ところが、
先日波頭亮さんの本を読んでいたら、
もう一つAIの特性が書かれていました。

AIは生産できるが消費はできない。

確かにAIは
生産手段としては
色々な使い方がされていますが、
AIを消費手段として使われているとは
聞いたことがありません。
消費は人間の欲望によって
おこるものだからでしょうか。

大前研一さんが提唱しているように
もうすでに十分、「低欲望社会」です。
これ以上欲しいものはあまりありません。

けれども、AIはさらに人間の欲望を探し出し、
微に入り細にわたりニーズを掘り起こし、
それを極限の生産性で提供しようとしています。

生産サイドから
さらに物とサービスが
溢れてきそうです。

そして、その先には
人間が労働から解放される世界が
見えてきます。

蒸気機関や内燃機関が
人間を肉体労働から解放したように、
AIは人間を知的労働から
解放するとされています。

ここまでくると、私には想像しにくい世界です。

「働かざる者、食うべからず」
と言われて育ってきた人間には
労働からの解放といわれても、
心がブレーキをかけてしまうのです。

古代ギリシャは奴隷制度によって
労働から解放されていた人がいた
と聞いても正直ピンとこないのです。
こうした価値観も変わっていくのでしょうか

今日もよろしくお願いします。

安島

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