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うえすぎたかしの日本の問題点

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主流メディアからもっとも最初にネットメディアに移ってきたジャーナリスト。現在は多様性のある健全な言論空間を創るためにメディア経営者として奮闘中。来年2022年に「オウンドメディア…
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#検察

【五輪汚職】検察の反撃(3)「ステーキ店に関心を示すフランス当局」狙いは……

国葬が終われば、東京地検特捜部は最後の仕上げに動くだろう。

なにしろ特捜部の悲願は1976年以来の首相級の逮捕だ。当然、狙いはスポーツ(体育)利権のドンである森喜朗元首相だ。

国葬の日、大広ルートで新たに逮捕者が出た。高橋治之容疑者も三度目の逮捕となり、これで20日間(延長含む)の拘留は確定的になった。

大阪に本社がある大広は博報堂の100%小会社である。ちなみに、博報堂DYの「D」は大広、

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【五輪汚職】検察の反撃(2)「本当に悪いやつは誰か」

【五輪汚職】検察の反撃(2)「本当に悪いやつは誰か」

前回のコラムに大きな反響があった。

「本当に政治家の逮捕はあるのか?」
「東京高検検事長の落合義和氏が抜けているぞ!」
「初めて検察のことを応援したくなった」

実際、検察庁には数多くの激励の声が届いているという。これまで検察といえば、政治家の言いなりで、時の権力に逆らえないという印象が広まってしまっていた。

その印象は、黒川弘務氏の存在によって作られたといっても過言ではない。黒川氏の「検察官

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【署名】ジャーナリストが異例の特捜部応援

【署名】ジャーナリストが異例の特捜部応援

ジャーナリストとして20年間追い続けてきたテーマ「東京オリンピック2020利権」。いまその闇が検察の良心によって暴かれようとしている。

招致から含めるとこのスポーツイベントには、国民の税金が何兆円も費やされている。その莫大な資金は一部の利権者だけに還元され、国民はずっと蚊帳の外だった。ごく一部の者がオイシイ思いをしてきたのだが、民主主義国家の日本でこんなことが許されていいのだろうか?

じつは、

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 【五輪汚職】蘇った東京地検特捜部、続々逮捕の3つの理由(1)

 【五輪汚職】蘇った東京地検特捜部、続々逮捕の3つの理由(1)

1,安倍晋三元首相の銃殺
2,甲斐行夫検事総長の就任
3,市川宏東京地検特捜部長の存在

 五輪汚職のパンドラの箱の蓋が開いた。連日、東京地検特捜部による捜査が続いている。期待してよいのだろうか。何度も裏切られた特捜部に、私たちは期待してもよいのだろうか。

「検察は、厳正公平・不偏不党を旨として、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正かつ迅速に適用・実現することを使命としています。安全な社会があ

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