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❨901❩1974.2.16.土.晴/インド入国の厳しさに驚く/アムリッツァ:インド
入国の厳しさには驚いた。
一人の日本人と、一人のアメリカ人の女の子が、ビザがなかったので、パキスタンへ戻さ れた。可哀そうに、泣いていた。
特にハッシッうシー眩惑物一のチェックが厳しく、俺も、ボディ・チェックからスボンの中、靴の中まで調べられた。
一人の日本人は、200ルピー(インド紙幣・約20ドル)を見つけられ、没収された。
俺は、ウマく腰に100ルピーを隠し通した。
インドのルピーは、パキスタンで安く買える為、インド側はその差をなくす為か、持ち込みを禁止している。
こんな具合で、4時頃までかかり、やっと抜けた。
ホッとして、アムリッツァの町へ入る。
今夜は、アムリッツァのホテルで寝る。
夜、食事に町へ出たが、ロクな物がない。
カレーを食っても何を食っても辛い。汗が出てくる。
量も少なく、アフガンに比べて高い。
輪タク(自転車の後にリヤカーのような車をつけて引く) 、自転車、牛車が多い。
交通などメチャメチャだ。
人間は、全体的に、アフガンよりパキスタン、パキスタンよりインド、の方が人に町に活気が感じられる。いい事だ。
パキスタンもそうだったが、ここもやや陽気で穏やかな感じがする。
田や畑がよく見られ、緑が大分豊富になりだした。
牛を食わない地だけに、途中の村や町のあちこちに、牛がノンビリ、エサを食っている。
一日で横切れる国を、一ヶ月もかかって旅をした。今やっと一息。
馬鹿馬鹿しいような 気もするが、これも旅なのだ。
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