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❨929❩1974.3.15.金.晴/土産を買って帰る事にした/バンコク:タイ

金が入ったので、土産を買って帰る事にした。

朝も昼も夜も暑い。部屋の天井の扇風機を、つけっぱなしでいる。

部屋は、ベッドに、粗末だがシャワーとトイレが付いている。風通しは全く悪い。
ここへ来て毎日、午前か午後、屋上で補強をしている。町を歩くだけでは、運動にならん。

土産に、お茶の良いのを3つと、布と菓子を買い、荷をしめる。
町をずっと歩いてさがしたが、これといったものはない。

いつもいつも、金が少しでもあると、俺は人へのプレゼントを考える。義理という奴だ。全く、窮屈な性質と思う。時々、それに自ら腹が立つ事さえある。

タイは、食物は豊富だ。果実も多い。
しかし、見物する所は、バンコク内では水上マーケット一ー汚い河の上に船で生活している人が多いーぐらいのもんだ。

女性の働く姿がよく目につく。
日本の女性みたいに、土方仕事のようなのようなことから、物を棒でかついで売る人もある。
なかなかスタイルもいい。
一般に、人懐っこい感じがする。

朝、軽い補強。夕方はちょっと長い。内容も、かなりハードにした。
汗をドッと出した後は、誠にさわやかな気分になる。

夕飯にビールを……と思ったが、後でまた口が 乾き、飲み過ぎると思い、牛乳とコーラにした。
寝る前、千葉周作(北斗の人)を再度、読む。

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