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Takashi Ikegami
2020年10月13日 00:12
90年代半ば、渋谷系の隣で、初めて歌謡曲の再評価が始まった。その時、<歌謡曲>は<昭和歌謡>になった。つまり、歌謡曲の再発見だ。その時の価値基準はサウンドだった。それは筒美京平が行った歌謡曲のサウンド感覚の革命が音楽的な評価をされた瞬間だった。ここで初めて歌謡曲のサウンドが語られ、歌謡曲=メロディという呪縛から解き放たれたんだと思う。それがなければおそらくDJが和モノをかけることもな
2019年3月14日 13:11
作詞:高平哲郎 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀アイドルの歴史も長くなりましたが、メンバーはいるのに、活動実績のないまま存続したグループというのは聞いたことがありません。そんなグループ、パンジーのメンバーの1人、三井比佐子(チャコ)のデビューシングルは、ある種、カルト的な人気を持つ名(迷)曲となりました。作曲を担当した筒美京平には、通称チア・リーダーものと呼ばれるシリーズがあります(もちろん
2019年1月27日 08:47
作詞:ちあき哲也 作曲:筒美京平 編曲:戸塚修「CHA CHA CHA」の人と呼ばれるのは仕方ない。活動が長続きしなかったのも仕方ない。それでも、1発屋とは呼びたくない何かがあるのは、この曲があるからでしょう。少女の時代を過ぎて、少しお姉さんになったくらいの人たちがこぞってカラオケで歌ったと言われるこの曲。男のわがままを赦しつつも、そこには自分でその道を選んだという主体性がある。まだまだ女
2019年1月23日 01:32
作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀1回飛びましたが、船山さんの3曲目です。想像ですけど、この曲、大瀧さんの「さらばシベリア鉄道」へのオマージュのような感覚で作られたんじゃないかって気がするんですよ。まず、この曲と前作で6枚目のシングル「青い靴」は、ミッチョンのシングルの中では初めて、作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀という同じメンツでの連作となったのですが、この2曲は
2019年1月22日 06:19
作詞:阿木燿子 作曲・編曲:筒美京平70年代までの筒美京平は作曲だけでなくアレンジも同時に手がけることが多かったのですが、80年代アイドルの時代になると、仕事量が増えすぎたのか、アレンジは別の人に依頼するようになります。そんな境目の時期に、筒美京平のアレンジの最高傑作がありました。ミリオンセラーとなり、79年の日本レコード大賞の大賞を受賞したこの曲、孔雀が羽を広げたような衣装も話題になりま