こんにちは。 日常的に気軽に創作を楽しんでいる、たかさばという者です。 今までに書いた作品は1300を超え、文字数は把握しきれないレベルになってしまいました。わりとかなり思いついた端からさっさか文字にしていくタイプなので、公開時にずいぶん見苦しい事になってしまう癖を持っております。 自分がどんな物語を書いたのか再確認するためにnoteを始めて、もうずいぶん経ちました。怒り任せで書いた物語も、時間を置いてみるとずいぶん違った印象になりまして…私事ではありますが、作品の見直し
4/20(土)【こんぺいとう】 甘いお菓子をしょっぱく思う人もいるのだ…。 4/21(日)【彼女が髪を下ろしたら】 まあ、本人の知らぬところでどえらい話になってしまっているパターンってのはありましてですね。 4/22(月)【超能力の行方】 このお話の立役者はイチゴのパンツです。 4/23(火)【レンタル人生】 他人事ってのは大したことがないように思えちゃうもんなんですよ。 4/24(水)【誤配達】 どこにでもアコギな商売をしようとするやつはいるって話ですよ、ええ。
わんわんはちいさないぬ 赤い月の昇った晩に、世界の狭間に生まれたいぬ モコモコとした毛皮と、キラキラ光る目を持つ、かわいいいぬ ちいさないぬは、小さな女の子と出会った 二人はいつも一緒 わんわんは小さな女の子のほっぺをぺろぺろとなめた 小さな女の子はわんわんの頭をぽんぽんした ワンワンはちょっと大きくなった 小さな女の子より、大きくなった ぼこぼこした体と、ギラギラ光る目を持つりりしい犬 りりしい犬は、小さな女の子と一緒にいた 二人はいつ
たかさばと申します(*'ω'*) ショートショート、短編小説を好んで書いています。 2020年ごろから、オリジナル創作短編小説の毎日投稿をはじめました。 塵も積もればなんとやらで、今では作品は1400を超えております! 数多く作品を生み出してきた中で、注目を集めたタイトルを少しご紹介させてください(*'ω'*) 六億手先、六億手目 note創作大賞で一次選考を通過した作品です。 ご自由にお入りください 音声コミュニティ、HEAR(ヒアー)様にてボイスドラマ化されまし
もこもこしたものが、好きである。 手触りのまろい、柔らかい物体が大好きである。 毛足の長い、埋もれる生地が大好きである。 とりわけ、冬のアパレル商品には目がない。 毛糸の手袋、マフラー、帽子、フリースのアウター、ふわふわしたパジャマ、ムートンブーツ、ヌイグルミみたいな靴下。 少々部屋の中が狭くなってしまうけれども、そんなことはてんで気にならないくらい、私は毎年着膨くれる。 白いもこもこのパーカーのかわいらしさと言ったらもう! ポカポカと温かいもこもこの
とある企業がSNSでコミュニケーションAIチャットサービスを始めたという記事を見かけた。 最新技術を体感してみたい気持ちが抑えきれなくなった私は、当該のアカウントを探してみる事にした。 ……ポツポツ返信がついているが、あまり賑わっていないようだ。まだ開設して間もないから、仕方のないことなのだろう。人気の無い今ならば、お試しするのは容易そうだ。 私は、自動返信チャットボットの類には、少々…、いや、かなり興味がある。 今からずいぶん昔、まだワープロがブイブイ言っ
~あらすじ~ この星に暮らすのは、土と、緑と、獣。穏やかにただただ繰り返される、命の定律。しかし、その中に混じることのない、唯一の存在があった。 なぜ存在しているのか、なぜ律から外れているのか、なぜ、なぜ、なぜ…。 好奇心旺盛な土は、孤独な存在に質問をする。 交わされる意思、伝わる意志、そして、遺志。 やがて時は流れ、星の終わりが訪れた。 その時、唯一の存在が思ったこととは。 1,星に暮らすもの ……広い宇宙の、とある銀河に、ありふれた星があった。 二つの燃える星
こちら年末に書いたお話です(*'ω'*) 私の生まれ故郷は、海が近い、小ぢんまりとした古い町だ。 高層ビルなどはどこにもなく、少し歩けば山や田んぼが容易に見つかる、しかし住宅やチェーン店などはそれなりに駅前に揃っているような、田舎寄りの中規模都市である。 発展は緩やかで、とびぬけた産業や特産品のない町ではあるが歴史は古く、いわゆる神事が盛んな土地だった。 神社での舞の奉納、神楽、季節の祭りに、年末のお焚き上げ…いろんな行事がそこそこあって、子供の時分には積極的に
―あらすじ―――――――――――――――――――――― 怖がられていた時代がある。 怖がらせていた時代がある。 怖がられなくなった時、物語は終わる。 ――――――――――――――――――――――――――― オリジナルショートストーリー(短編小説)動画です。 ↓小説家になろう掲載ページ↓ https://ncode.syosetu.com/n2571hy/ ※note未掲載作品です※ まあ、ビビらせてなんぼの存在ってのは、ビビってもらえなくなったら残念な感
……俺には、好きな女が、いた。 高校の、一度も同じクラスになったことがない、女子。 ポニーテールが揺れる、わりと大柄の、声の低い女子。 文系クラスにいるくせに数学が得意な、ちょっとおかしなやつだった。 こいつは、俺の親友の事が好きだった。 声がたまらなく好きなんだと言った。 背が低い人が好きなんだと赤い顔をした。 親友がポニーテールが好きだと言っていたから髪を伸ばしたんだと笑った。 硬派を気取っていた俺は、いつもアイツの無邪気を上から見下ろしていた
……世界が、盗みを、働いている。 いや、正確には、この世界を創ったやつが盗みを働いたと言った方が正しいか。 ごく普通のおじさん、おばさん、かわいい姉ちゃんにそうでもない女子、微妙にカッコ悪い男子に太ったおっさん、奇抜な格好をした若者に、やたらとルールを守る子供達。 この世界に住む一般人は、ほとんどが盗まれてきたと思われる。 そのまま盗まれたのか、設定だけ盗まれたのか、見てくれだけ盗まれたのかはわからない。 だがしかし、明らかに、令和4年度の日本にありふれてい
4/13(土)【年下の・・・・娘】 ぼちぼち実話要素があるお話です(*'ω'*) わりと性別とか気にしない方なんで、びっくりしたというよりもそうなのねという感想しか出てこなかったという。 4/14(日)【バスツアー】 魅力的なバスツアーには積極的に参加したいタイプですw 詰め放題とか食べ放題とかまた行きたい…。 4/15(月)【ニセモノだらけ】 まあ、ニセモノとか何とかよりも、美味いかどうか使えるかどうかの方が重要であってですね。 4/16(火)【きゅーん、きゅーん】
……私には、娘が、いる。 神経質で、いつもイライラとしている私から生まれたとは思えない、ニコニコとして、よく笑う、とてもいい子。 「お母さん、今日もお弁当美味しかったよ!ありがとう!」 「…いえいえ、どういたしまして。さ、早く宿題やってしまいなさいね」 「はーい」 パタパタと、元気よく階段を上ってゆく娘を見送りながら…私は少しだけ、口元をゆがめる。 娘が…今からあの忌々しい物体の住まう部屋に侵入し、汚らしいものを抱きしめて、ブツブツと独り言を言うと思うと、自
どうも、どうもどうも。 常日頃、怪しい物語を書きつつボチボチうへえな出来事やたまに食べものにまつわる話を公開している者です。 わりと作品中やエッセイなどで書いているのですが、私は結構悪食でして、おかしなものをうまいうまいと言って大喜びする一面があったりします。本日はそのエピソードを少々語らせていただこうと思いますです。食に関して礼儀正しくあるべきという考え方をお好みの方はブラウザバックの方向でお願いいたします。 私は結構ジャンキーな食べ物に寛大でして、インスタン
……ああ、青い。 ……ああ、青がある。 ……ああ、青でいいのに。 いつの間にか、赤くなった青を見て、ためいきが、こぼれる。 ……ああ、青かったな。 ……ああ、青が良かったな。 まだら色の空間を見上げて、青い空を思い出す。 ……ああ、青が遠い。 歪む光景を見て、自分のいた星を思い出す。 ……ああ、青は、どんな色だったかな。 ……ああ、青は、たしか。 海の色と、空の色。 ……ああ、青がいい。 ……ああ、青はいい。 海は青いもの。 空は青いもの。 空気は透明。 土
……毎日通る道に、おかしな看板がある。 片側一車線のやや混みあう道路の、自転車専用車線横に並ぶ歩道に面した…美容院とキャバクラビルの間にある、少々錆の目立つ、看板。 建物の前にはやや広めの駐車場があり、敷地の境目として同じ大きさの看板が二枚、背中合わせで立てられている。駐車場に面した壁になっているのでどちらもよく目立ち、駅に向かう人も駅に到着して家に帰る人も必ず一度は見るであろう看板だ。 目につく位置に大きく店名が書かれており、宣伝効果は非常に高いと思われる。キ