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仲間・所属が変わる春は不安。だけど、適切な支援で楽しい春になる。

例年より2週間遅れた桜前線。新メンバーの門出を祝ってくれるようでした。トライフル国分寺は4月1日に入校式を執り行い、新しいメンバーをお迎えしました。

春はとにかく不安な季節…だから家族と協働して情報伝達。

新卒生は、学校を卒業し、新しい場所に所属します。新しい所属先になるのだから、当然気持ちはドキドキ、不安です。そして、そのドキドキをうまく表現できないこともあるでしょう。そのために、多動や多弁、行き渋り、混乱といった様子として表すかもしれません。第1週目はいかがでしたか?

私たちは、少しでも不安を軽減するため、3月中に何度も見学してもらったり、スケジュールを事前提示したりしてきました。その甲斐もあって、メンバーは緊張した面持ちながらも、堂々と入校式に参列してくれました。無事に1週間を終えることができ、ホッとしました。

不安なのは在籍メンバーも同じ。こちらも丁寧に。

一方、在籍メンバーにとっても“変化”の春。自分は変わらず通所するのだけれど、何かしらの変数があります。うまく表現できないけど、きっとこんなことが気にあっているんです。
・新しいスタッフはくるの?
・シフトは変わる?(水曜に来る人は誰?)
・新しい友達は来る?
・座席は変わる?
・仕事のパートナーは変わる?  などなど。
もちろん一人ひとり心配なことが異なりますよね。
だから、そのことに対して1つずつ、わかるように情報を提供していきました。

仲良くなりたい!を叶える…自分を紹介するためのワークショップ

ここに通うメンバーは、知的障害や自閉スペクトラム症など、さまざまな障害があります。状態は違いますが、みんなコミュニケーションに困っています。それは、相手と仲良くなりたくてもうまく話せたなかったり、困っていても援助依頼ができにくかったりすることで、日常生活のいろいろな場面で生じることです。

新しい仲間が増えると、不安ばかりではなく、楽しみもあります。
仲間が増えることは嬉しいことです!でも、お互いにコミュニケーションに困っているので、実はその想いを叶えることが簡単ではないんです。

そんな時に役立つのが自分のことを知ってもらうため「ポートフォリオ」です。
そこで、今回はワークショップを企画していました!

比較的重度の障害があっても、関わりあうための適切な支援によって、他者と交わり合うことができます。人と人を繋ぐ具体的支援によって、関わり合いをもつことができました。笑い声が絶えない時間が過ごせて、本当に良かった。
幸先の良いスタートを切ることができました。


トライフル国分寺は新規利用者を募集しています。

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