社会福祉法人「宝もの」

社会福祉法人「宝もの」国分寺市 https://www.takaramono.life

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最近の記事

[家族向け]青年期の支援セミナーを開催

支援の組み立てにはライフデザインが重要 日中活動の場所は、ご本人が安心して過ごせることのほか、ご希望する生活に向けた挑戦ができる環境であることが重要です。ただ、その挑戦には、全員が本人や家族の大切にしている価値観や目指している生活スタイルを共有していることが欠かせません。 私たちは、大人の方の支援拠点として、安心安全の居場所としての役割を果たします。それだけでなく、一人ずつのライフデザインを知り、必要な挑戦を応援できる機関でありたいと考えています。 「宝もの」ができる支

    • 体験を経験に変えて、挑戦の機会を!

      20代、30代の暮らし方を考える 18歳になると特別支援教育から障害福祉サービスへ、障がいのある方をサポートする制度が切り替わります。韓国は特別支援学校を卒業した後、多くが専攻科の設置していますが、日本にはほとんど設置されません。18歳で一般就労や福祉的就労という進路選択が迫られることがほとんどです。 人生100年時代。一度きりの人生をどのようにデザインしていくか もちろん、みんな親なきあとが心配ですし、手厚い支援があれば安心です。 でもそれだけでなく、自分らしく生きる

      • ”きっとパスする”三角キットパス🖍

        優しいクレヨン24時間スペシャルドラマ、なにわ男子:道枝駿佑くん主演の「虹色のチョーク」で取り上げられていたキットパス。障がい者雇用の取り組みで有名な日本理化学工業とTASUC(たすく)が共同開発しました。その名は『三角キットパス』 私たちがお届けします私たちは、三角キットパスの「配送のお仕事」を受注しています。 日本理化学工業で製造した優しいクレヨンを、 社会福祉法人宝もので梱包して、子どもたちにお届けします。 不器用さを抱えるお子様でも握りやすい三角形のキットパス)です

        • 18歳からのライフプランをどう描く? 

          家族は「何をすればいいか分からない」と言っていた この夏、家族向けの事業所説明会を行い、高校3年だけでなく、高校1年生や中学生の家族も参加してくださいました。3年生は、卒後の拠点を探しているわけですが、その他の学年においては”今すぐ”の話ではありません。だから、「なぜ参加してくださったのですか?」と質問をしたのです。すると、「夏休み前に学校から”施設見学をしてください”、”進路に関する情報を勉強していってください”と言われたのだけど、何をしたらいいのか分からなくて困っていま

        [家族向け]青年期の支援セミナーを開催

          事業所説明会を開催します(夏休み最後はオンライン開催)

          実習や通所をご検討しているご家族のみなさんへ トライフル国分寺では、ご家族向けのオンライン説明会を開催いたします。去る7月29日と8月5日にはトライフル国分寺内で説明会&ワークショップ、また個別相談を行いました。ところが、ご兄弟との関係やお仕事等の都合で参加できなかった方もおりましたため、夏休み後半に”オンライン”による方法で開催いたします。 対面方式ではないため「支援に向けたワークショップ」をご提供することは叶いませんが、ぜひ一度説明会にご参加ください。 【期日】8月2

          事業所説明会を開催します(夏休み最後はオンライン開催)

          子どもたちの生活全般を支援する〜特別支援学校小・中・高等部編〜

          学校など外部専門機関との連携を進めています 私たちは、子どもたちの生活全般をフォローするために、外部機関を支援しています。トライフル国分寺(運営:社会福祉法人宝もの)に一番近い特別支援学校「都立武蔵台学園」とも数年に渡って連携協力を進めています。 特別支援学校と外部専門家の効果的な連携ポイント 支援機関に対する支援で大切にしていることは、最新の専門知識を一通り学ぶ学習会を定期的に行って、校内全体の潜在能力を上げることです。その際、通常の講演会ではなく、インシデントプロセ

          子どもたちの生活全般を支援する〜特別支援学校小・中・高等部編〜

          健康維持のための理解と配慮(健康だより①)

          今年の夏も猛暑が続きます。この猛暑は、健康維持にとっては脅威的です。身体に障害がある方にとって、暑さの中で体調を維持することは容易ではなく、特に汗をかくこと、水分摂取やトイレなどの動作に障害がある場合は、なおさらのことと思います。 健康維持の視点から具体的支援を考える ただ、暑さが心配だからと言って運動を控えてばかりでは、活動量が減ってしまうことにもなります。自分の身体を理解し、適切な注意を払いながら上手に暑さの中でも活動ができるようになると考えます。それが、長期的な健康

          健康維持のための理解と配慮(健康だより①)

          障害者虐待を自分事として考える

          コロナ禍、地域の支援者(教諭、相談支援員、保健師、支援員、ヘルパー)や家族らが定期的に集う凸凹研究会で「支援者による障害者虐待を自分事として考える」を開きました。それは、繰り返し報道される支援者による障害者虐待を、過ちを起こした機関や加害者だけの問題にして終わらせてはいけない。改めて障害者虐待防止法を学び、課題を確かめて、現場で何を改善していくかの話し合う機会にしたいという思いからでした。 また支援者による虐待報道… 先日、近隣市の知的障害者の知的障害者の通所施設2か所と

          障害者虐待を自分事として考える

          子どもたちの生活全般をフォローする〜高等部編〜

          学校など外部専門機関との連携を進めています 私たちは、子どもたちの生活全般をフォローするために、外部機関を支援しています。発達障がいのアセスメントや支援、またファシリテーションの専門性を期待されて受託している事業で、発達センター・障害福祉サービス事業所・学校などから様々な内容や支援形態があります。毎年夏は、特別支支援学校との協働が多く、その内容は職員の専門性向上やセンター的機能を果たすことを目的とした研修です。 校内研修テーマは「卒業後の生活を見据えた指導実践」 先日、

          子どもたちの生活全般をフォローする〜高等部編〜

          リスクに備える<1>その方の特徴を理解する

          知的障害がある人は、さまざまな困難を抱えている状態にいることが多いです。知的障害は、これまでのブログで書いたように、社会集団での活動や学習がうまくいかない状態です。生活などで不便を感じている状態です。 知的な能力の発達が遅れている他に、障害がない人もいます。一方で、「自閉スペクトラム症」 や「ダウン症」「脳性まひ」などの障害がある人で、 知的障害がある人がいます。知的障害は、いろいろな障害に伴って現れることも多いのです。例えば、ダウン症は、染色体の異常が原因で起こります。生

          リスクに備える<1>その方の特徴を理解する

          事業所説明会を開催します

          実習や通所をご検討しているご家族のみなさんへ トライフル国分寺では、ご家族向けの事業所説明会を開催いたします。連日、外出を控えなければいけないほどの猛暑ではありますが、お盆休み前に2回企画しました。それは弊法人の理念、支援の考え方を知っていただく内容です。また、7月〜8月末の間で個別相談を承ることができるように、夏の初めに設定いたしました。 【7月開催】7月22日(土曜)13:30〜15:00 【8月開催】8月  5日(土曜)13:30〜15:00 【定員】各回12組

          事業所説明会を開催します

          7月1日より事業開始!(自立訓練/生活介護)

          このたび、“親なき後の自立生活への移行を支える”ための事業を創造していく、新しい拠点が完成しました!ここは、社会福祉法人宝もの「本部」と「TRYFULL国分寺」の出発点です。そして、本人の意思決定を支援していくための相談室も用意しました。ここから、青年期以降のご本人とご家族のライフバリューを大切にした支援体制の仕組みづくりを進めていきます。 国分寺市内藤に新拠点! JR国立駅から徒歩10分、少し高台を登った住宅街に、法人本部とトライフル国分寺の拠点が建ちました。2階建、床

          7月1日より事業開始!(自立訓練/生活介護)

          まず理解が先<3>

          知的障害にみられる特徴は様々です。トライフル国分寺では、特に「ことばの活用」、「記憶の保持」、「身体の動き」の特徴をしっかりと理解し、その対応を重視します。 例えば「ことばの活用」では、表現していることばは少しでも、相手の話していることばは分かっていることがあります。ところが、頭の中で保持したことばを活用して判断 をしたり、返事をしたりすることばの活用が苦手です。だから、身振りや写真、実物を使って理解しやすくして話しかけることを重視します。 次に「記憶の保持」の視点です。

          まず理解が先<2>

          知的障害の定義はWHO (世界保健機関)のICD-11と、アメリカ精神医学会のDSM-5という診断基準がよく使われています。基準にはそれぞれ違いがありますが 、どの基準も知的能力だけではなく、社会生活などで不便を感じている状態を重視している点で共通しています。つまり、知的障害とは同じ年齢の人が平均的にできるレベルの生活に関わる能力が、制限されている状態を判断基準にします。 ここでは代表的な3つの基準を取り上げます。 知的能力の遅れがあること 個別に実施した知能検査で1Q

          まず理解が先<1>

          「障害がある人」の “障害がある”とは 、その人が日常生活や、大人になったときの社会生活などで不便を感じている状態を言います。障害には様々な種類があります。身体が不自由な人や、目が見えにくかったり、耳が聞こえにくかったり、知的な遅れが目立ったりする人がいます。 トライフル国分寺に通ってくださる方々は、知的障がいがあります。知的障害とは「知的な遅れ」が原因で日常生活や社会生活などで不便を感じている状態を言います。つまり、学力だけが知的な能力ではありません。社会生活に関わる適応

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          社会福祉法人宝もの「トライフル国分寺」完成間近

          <私たちのこと> 社会福祉法人宝ものは、本人主体で生涯を送ることができるように、意思決定を支援します。ここに集う方は皆さんが「宝もの」です。家族、地域社会、人類にとっての「宝もの」として光り輝く存在になるよう、共に努力を重ねることを誓います。 法人概要:社会福祉法人宝もの 所在地:東京都国分寺市内藤二丁目41-69 事務所:東京都国立市東1-4-9ダイマスビル5F 設立日:令和4年9月28日 事業所:令和5年7月1日開所予定      多機能型事業所(生活介護・自立訓練)相談支援事業

          社会福祉法人宝もの「トライフル国分寺」完成間近

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