【ご家族の声】不登校だった息子が順調なスタートを切った。この2週間を振り返って思うこと
不登校からの第一歩
重度知的障害を伴うASDの息子は、この春、トライフル国分寺に第二期生としてスタートを切りました。息子は、学校に適応できず、7年間不登校でした。その中で18歳の春を迎えたので、「4月より9時から17時までの長時間を過ごせるか?」「生活リズムが整うか?」と不安がありました。ところが、入校後2週間休まず通えています!
もちろん行き渋る日がありました。これまでなら一人で抱えていたかもしれません。でも今トライフルに安心して預けられる環境があるため、仮に行き渋っても、
私(母)は息子の休みたい気持ちだけを一旦共感した上で、背中を押しています。
18歳の進路に悩んだ高校時代
高等部に入学して進路を考え始めたとき、周りより幼い息子をすぐに社会へ出すことに抵抗がありました。悩んでいました。それは多くの人にとっての18歳は、学生の年齢だからです。
教育的な視点や訓練的な視点を含めた支援が提供される道を探していました。そこで”自立訓練”という形を知りました。ただ、自宅から通える自立訓練は一通り見学しましたが、数が少ない上に精神障害や軽度の知的障害のある人向けでした。
一体どうしたらいいのだろう?
そんな折、トライフル国分寺が開設されることを知り、問い合わせしたのを憶えています。ここは、重度知的障害の方が現場実習を頑張っていることや自立通学されていることなどを聞き、息子もここで訓練させたいと思いました。トライフルは、新しい施設であることもあり、年齢層が若いのも魅力でした。
安心安全な場所で、挑戦してほしい
息子は、とにかく不安を感じやすいです。それを感じると聞いたり見たりすることができなくなってしまいます。でもトライフルでは、その息子に、スケジュールの提示や、作業や空間の構造化を個別対応してくださいます。それが息子にとって安心できる環境なのだと思います。それが毎日17時まで通えていることを支えていると感じています。この先も、トライフルが息子の安心安全な居場所になることを願っています。
仲間ができる喜び
そして長い不登校によって友達と疎遠になり、友達と呼べる人がいません。
トライフルの皆さんと仲良くなれたら嬉しいです。すでに課題は見つかってきましたし、これからも色々な問題が出てくると思います。でも、その都度挑戦し、成長してほしいです。
トライフルとは
障害者総合福祉法に基づく『生活介護』と『自立訓練(生活訓練)』を運営する多機能型事業所です。私たちは、自立生活を願う本人と家族の”生活の希望”を叶えるため、日常生活や働くことに向けた活動の習慣化や体験のためのサービスを提供します。国立駅と西国分寺駅から徒歩10分前後のちょうど中間に位置します。
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