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特別対談:羽根拓哉×國光宏尚

2023年2月23日(木)24日(金)開催「にっぽんの宝物グランプリ」にて配布された、来場者向け冊子に掲載の対談記事を特別公開!

にっぽんの宝物JAPAN大会メインイメージ

フィナンシェ×にっぽんの宝物が創る、地域創生の新しい世界

「Empowering the next billion dreams(10億人の挑戦を応援するクリエイターエコノミーの実現)」をビジョンに掲げ、国内唯一のWeb3.0プラットフォームを提供する株式会社フィナンシェと、にっぽんの宝物がタッグを組むことに!

“ひとりでできないことをみんなで” 作り上げてきたにっぽんの宝物が、フィナンシェのテクノロジーで地域創生の新しい時代を拓きます。

ブロックチェーンを活用したトークン発行型クラウドファウンディング「FiNANCiE(フィナンシェ)」


(羽根)
こんにちは。今日はですね、日本の起業家としては超有名人。 かつ、僕は結構長く知り合いの、國光さんです。軽く自己紹介をお願い します。もともと色々やっていましたよね、ゲームとか。今はVRとか。

羽根拓哉(にっぽんの宝物)

(國光)
フィナンシェの代表取締役の國光です。もともとは2007年に「gumi」というモバイルゲームの会社を創業しまして、2014年に東証1 部に上場しました。2021年の年末にgumiは退任しまして、今は特に「FiNANCiE(フィナンシェ)」というサービスを軸に事業を展開してい ます。

FiNANCiEは「クラウドファンディング2.0」という新型クラウドファンディングと言っていまして。通常のクラウドファンディングの場合だと「こういうことをやりたい」「こういうことを実現したい」という場合に、 商品とかをつけてファンや支援者の皆さんから資金を集めるという のが多かったと思うのですが、僕らのFiNANCiEの場合は、商品の代わりに「トークン」というものをつけてファンの皆様から資金を調達します。

大きな違いというのは、この「トークン」というのがFiNANCiEの中にあるニ次流通マーケット、例えば、メルカリみたいなマーケットプレイスで売買することができます。

(羽根)
トークンを買った人はしばらく持っているんだけど、売ろうかな買おうかなができるわけですね。

(國光)
そうですね。それで、これ自体(トークン)が需要と供給によって価格が上がったり下がったりすると。

(羽根)
なるほど。じゃあ、僕らが宝物のトークンを出したとして「宝物 面白そうじゃん」と買う人が増えると値段が上がりますよね。でも、値段が上がったから売ろうかなとか、違う興味が出てきたから売ろうかなとかができるんですね。

(國光)
そうですね。そういう感じで、需要と供給に応じて価格が上がったり下がったりするので、これまでのクラウドファンディングだと応援して終わりというのが、応援してそこがすごく人気が出てくるとトークンの価格が上がって、支援した人もメリットがあるかもしれないと。

(羽根)
なるほど。育てていくみたいな、そこにエンジンがあるわけですね。

(國光)
そうですね。この辺が新しい特徴です。あと加えて、トークン自体というのは売買以外にも会員券みたいな感じなので、これを持っておくとプロジェクトにより深く関われたりとか、トークンを使って投票とかに参加したりとか新しいコミュニティ運営ができるんです。

國光宏尚(株式会社フィナンシェ)

株式会社に変わる新しい組織の形「D A O( ダオ)」

(羽根)
「DAO(ダオ)」という言葉があって、今インターネット界隈という か、世界中で騒がれていて、これが何のことなのか教えてもらえますか?

(國光)
「DAO」は「自律分散型組織」と言われるんですけれども、株式会社に変わる新しい組織のかたちなのではないのかなと言われてい ます。

※この動画の参考文献として國光氏の著書が引用されています
「メタバースとWeb3」國光宏尚(著)

(羽根)
これはFiNANCiEの中ではどのように機能しますか?

(國光)
DAO自体は、株式会社との大きな違いというのが、「ビジョンが中心」であるというところです。ビジョンに賛同して集まったコミュニ ティがあって、コミュニティが発行する独自のトークンがある。このコミュニティのメンバーがみんなでこのビジョンの実現に向けて頑張っていくと、結果メンバーの数が増えてトークンの価格も上がって、応援した人たちもみんなハッピーになるというイメージです。

(羽根)
なるほどね。確かに僕らの宝物というのは応援団がいっぱいついているんですよ。全国大会では「〇〇県の代表です」となると、みんな「頑張れ!」と甲子園みたいに応援するし、世界大会に行くとなるとワールドカップみたいな感じでみんな応援してくれる。

そういう人たちがこれまでは手弁当で応援していたのだけど、応援すればもしかしたら自分にもメリットがあるかもしれないということなんですよね?

でも、あえてですけど「それ怪しくないですか」とか「ひげを生やしたおっさんが言ってるから怖い」というのは大丈夫なんですか?(笑)

(國光)
FiNANCiEがちょうど2019年1月にサービスをローンチして、先日1月23日にちょうど5年目を迎えました。 FiNANCiEは、スポーツ領域のプロジェクトに多く活用いただいています。

例えば湘南ベルマーレとか福岡のアビスパさんなどの、J1で活躍するサッカーチームや、バスケのBリーグで活躍するチームなどです。他にも卓球やバレーボールなど、今は100チーム近くが活用しています。

また、最近ではスポーツチームの実績をもとにエンタメ領域や地方創生の領域のプロジェクトにも活用いただいています。

(羽根)
100ものスポーツチームで導入されているんですか。エンタメや地方創生と領域も幅広いですね。

(國光)
地方創生の取り組みの事例としては「みんなの力を借りて三島発のウィスキーブランドを作ろう」というプロジェクトがあります。

(羽根)
ウィスキー?ちょっと宝物に近いですね。

(國光)
そうですね。Fi NANCi Eを使っていただくメリットの1つは、地元の人だけではなくて、日本全国から支援を集められるところにあります。

その上で、集まった支援者でウイスキーづくりのプロセスであるウイスキーの酒蔵を決めたり、井戸を掘るところを一緒になって決めたりするんです。

それから、トークンを持っている人がメンバーになって、実際自分たちもアイデアを出せる点も面白いポイントです。

例えば、自分らでブランド作るためにトークン保有者が「僕はデザインができるから、パッケージデザインを考えよう」とか「SNSが得意だから、コミュニティマネジメントを手伝おう」とか、海外で販売するときに「僕が英語ができるから、翻訳手伝うよ」とか。

(羽根)
宝物にぴったりですね。

(國光)
そうですね。今までのクラウドファンディングと大きく違うのは、地元の人や既存のファンが中心だったものが、一緒に作るというプロセスを楽しむ層や投資的な目線で見る層を巻き込んでいけるということです。

どうしても地元の人だけが応援、って感じになりがちなんだけど、それがより広く日本中どこにいても「このプロジェクトが面白い」「これが良い」と思ったら参加してもらえるんですよね。

FiNANCiEと宝物の親和性

(國光)
羽根さんとはすごく長いですが、にっぽんの宝物プロジェクトってまさにDAOっぽいですよね、そもそも。

(羽根)
みんなで相談してやっているんですよ。地域、自治体も、事業者も。
僕が一方的ではないんですよね、この仕組みって。

(國光)
そう。そこにトークンを絡めると、今普通にやっていてもここまで来ているというのが、さらに強固なものになっていくと思います。

地域も、地域親交っていう中で役所の人だけが頑張るだけだとなかなか知恵も出ない。それをより多くの日本中の人で、色々な能力、色々なスキルを持った人を巻き込んでいけると地方創生に骨が入っていくんじゃないかと。

それができると、これは宝物のビジョンだと思うんですけど、地方に眠っている本当に素晴らしい宝物を見つけて、ただ、見つけるだけではダメで、みんなの力でそれを本当に売れる素晴らしい宝物にしていく。

フィナンシェのビジョンとも近いので、そういうところに僕たちも協力してやっていけて日本を元気にしていけたらと思っています。

(羽根)
宝物の事業者の皆さん、そして地域事務局の皆さん、自治体の皆さん。こんな感じでフィナンシェさんと組んで僕らも次のステージに行かせていただきたいと思っています。これから色々な参画の仕方をお教えしていきますので、ぜひこのフィナンシェさんとのコラボレーションに期待していただきたいと思います!

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にっぽんの宝物JAPAN大会2022-2023の模様はこちらから

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