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その歴史から検察の権力闘争や意外な一面、政治家との関係性まで知ることができる読み応えのある一冊

『検証 検察庁の近現代史』を読んでみた。

▼『検証 検察庁の近現代史』
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 検察の歴史については検察に自身が逮捕起訴されたこともあり、「やはり敵を知るには歴史を知らねば」ということで、自分なりに調べたり識者からレクチャーを受けていたりしたのだが、明治時代に検察制度ができてからの歴史を体系的に調べた本著はなかなか読み応えもあったし参考になった。

 薩長閥が作り上げた明治新政府において、土佐や肥前などは後から維新に参加した傍流として扱われ、大蔵省や陸海軍省、そして戦前には存在した内務省などのいわゆる政府の中枢には進出できなかったが、肥前閥はその逆境を跳ね除け法務部門からその力をつけていくことになる。
 中でも検察制度は政治家にも切り込むことができるという特長を掴んだ上で、日糖事件やシーメンス事件、大逆事件などを通じて政治家に圧力をかけていくことになる。

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