新高3生へ。世界史選択がコスパ最強だよ。
日本史が活きるのは文学部の日本専攻くらいじゃないかな。
こんにちは、背伸び男子のタカオです。
皆さんは高校生時代、社会の選択科目で何を選択されていましたか?
僕の周りでは、①世界史or日本史②倫理政経or地理というパターンが圧倒的に多かったです。まれに日本史世界史という猛者もいるみたいですが笑
今日お話したいのが、日本史取っても大学で使うのは95%世界史だよ、世界史やろうぜ!、ということです。
※政治、経済、商など、法律以外の社会科学の分野を目指す方が対象です。ぜひ最後まで読んでみて下さい。
学部の講義で求められるのは圧倒的に世界史
政治を専攻している僕の経験則に言わせれば、これは本当です。保証します。
「現代政治理論」「国際政治学」「平和学」「経済史」等、社会科学系の多くの科目で世界史の知識が要求されます。しかも、1年生の段階では、講義の内容は学問としての発展の歴史を扱うものが多いのでなおさら世界史の知識を持っているとサクサク勉強を進めることが出来ます。
日本史の内容はほとんど出てこなかったように思います。そりゃ日本史は近代しか学校で習ってないんだから分からなくて当然だよって話なんですが笑
少なくとも日本史やればよかったとは1ミリも感じたことはありません。
僕の専攻は国際政治なのですが、20世紀のヨーロッパ史を中心に扱った「国際政治史」の講義では、日本史選択の友人は皆かなり苦労していました。試験が近づくとよく相談のLINEが来た程です。
もちろん、世界史を勉強していないとその講義を履修できないというわけではありません。ですが、背景知識があるということは、学びの余裕を得られるということでもあります。
大学は学生が初めて世界と繋がる場所である
これもなかなか大きい要素です。
イマドキの高校生の中には、「大学生になったら留学生と交流して、留学も経験してグローバルにエンジョイしたい!」と夢見ている人も多いでしょう。
事実、大学はほとんどの高校生にとって初の国際交流の場です。キャンパス内には日常的に外国人留学生が歩いているし、語学の先生もネイティブなんてことは至って普通になります。長期休暇にはゼミで海外研修に行ったり、友達と海外旅行に出かけるチャンスも少なからずあります。
その時に、世界史の背景知識があると、世界は楽しみで溢れていることを実感できますよ!
例えばロンドン随一の観光地・大英博物館を想像してみて下さい。
ロゼッタストーンを見ても、何も予備知識がない人は「歴史的な石なんだなあ」と思うほかないでしょう。しかし、高校時代に世界史を勉強すれば、まずナポレオンという、大英博物館とは一見無関係のフランスの偉人と一連の戦争を思い浮かべますよね。こういう楽しみ方が世界史選択の人はいとも軽く出来てしまう。ついでに受験の思い出も蘇ってきます笑
近年、海外は身近になっています。ぜひ世界史を学んで、海外の深い楽しみ方を体得しませんか?
自分の将来に合っている方を選ぼう
最後に、ちょっとしたデータを。
【平成29年度】
世界史選択者 87,564
日本史選択者 167,514
独立行政法人大学入試センター「受験者数・平均点の推移(本試験)平成27~29年度センター試験」より
現在、日本史選択者は世界史選択者の2倍もいることが分かります。
(その一方で、早稲田大学トップの政治経済学部は世界史>日本史という現象が起きています。)
もっと世界史選択が増えてくれればいいなあ。もちろん、日本史が好きなら日本史でいいと思います。自国の歴史を知るのはとても大事なことですし。
世界史選択というだけで、今のグローバル社会ではアドバンテージです。
その差は小さいかもしれませんが、自分を大きく変えてくれるきっかけになるはずです。
P.S.僕は大学で、日本史も出来たら最強なのではと思い日本史を履修し、無事単位を落としました。
(30分、1500字)
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