見出し画像

超ハイテク路面電車に乗車

【ライトレールに乗車】

■どこへ行く路線?

 宇都宮ライトレールは、約70年ぶりの
路面電車の新規開業ということで
2023年に話題になった路線である。

宇都宮駅から、東の方へ約15㎞の路線が
伸びている。


大学のキャンパス、高校など学校が多く
沿線にあり、また、終点近くには大きな
工業団地も控えている。

住宅地も比較的新しい、開発地域があるのが
特徴である。


黄色と黒のツートンカラー。
なんか、タイガースカラーみたいね

 この15㎞を約46分程で結ぶ。
今後、今年の4月にダイヤ改正をして
スピードアップをする予定だそうである。
また、快速も設定されて最速42分に
なるらしい。

■ライトレールのデザイン

 「ライトレール」のデザインは
「雷」を意識されている。
黄色い色は稲妻みたい。

これは、宇都宮が「雷」が多い
土地柄らしい。
「雷」が多いというと
「雷」嫌いの私なんか住むのは難しそう。


出入口。ICカードのタッチが目立つ

 「ライトレール」の「ライト」は
雷都(らいと)と掛け合わせているらしい。

■信用乗車方式で乗降時間短縮

 なお、宇都宮ライトレールは、
信用乗車というシステムを採用している。
これは、ICカードの乗車の際に
車内のどの出入り口からでも乗車・降車が
可能ということである。


出入口も大きい。従来の路面電車とは大きく異なる

なお、現金の際は運転士のいる
一番前の降り口から降車しかできない。

 同じようなシステムは広島電鉄でも
行われている。

宇都宮中心部

 宇都宮の都心部・繁華街は、JR宇都宮駅の
西側である。
JR宇都宮駅と東武宇都宮駅の間ということが
できそうだ。

 私の素人視点からは、
「なんで、街の中心部に線路つくらないんだろうな?」と
思いがちである。

通勤通学客・工場通勤客がすごい需要があった
ということなんだろうと思う。

ライトレール開通以前は、工場への送迎バスなどで
周辺道路は混雑が激しかったと聞く。

宇都宮駅東口近くの田川から。都会の風情


近未来指向の車内。窓が大きく開放的

 宇都宮大学陽東キャンパス前までの
乗車をしてみた。

 宇都宮駅東口から初乗りの150円で乗れる
一番遠い駅ということで。

道路と一緒に他の道路と立体交差するのは
目新しい。
車両はかなり登坂能力があるということだろう。


乗車区間の地図。イトーヨーカドーの前の停留所で降りた

 18時台に乗車したが、下りの電車は、
私の降りた陽東キャンパス前で
多くの人が下りた。
 ここは、大学キャンパスと共に大きな
ショッピングモールもある。


陽東キャンパス前の交差点を行くライトレール

■ラッシュ時間帯の混み合う方向は?


 逆に、上り宇都宮駅東口行きは、
かなりの混雑で入線してきた。
僅かに下車客があったものの、
なかなかの混雑状況で出発した。

 勝手な、想像で駅から
郊外へ延びているイメージだったが
乗った感じからは、工業団地などからの
帰宅客が多いことに驚いた。

 つまり、ラッシュの方向が思っていた
方向と逆だった。

■LRTって遅い?

 LRT、路面電車は遅いイメージがある。
確かに、最高速度40㎞/hで表定速度も
20キロ台である。

 地下鉄なら、表定速度30㎞/hにはなるから
それより遅いといわざるを得ない。

 だが、地下鉄と違って、地下の奥深くまで
降りる必要はなく道からサッと乗車・降車できる
メリットがあるのでトータル移動時間は
地下鉄と遜色ないと考えられる。

【まとめ】

 今後も、地方都市の中量輸送交通機関として
頑張っていってほしい。
また、宇都宮中心街への乗り入れも期待される。

 

この記事が参加している募集

休日のすごし方

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?