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北海道新幹線全通とファイターズを中心としたパリーグの遠征


2030年以降のプロ野球の、パリーグの1軍の遠征ついて考えてみたいと思いました。

パリーグは、フランチャイズが全国に散らばっておりほぼ太平洋ベルト地帯に集中するセリーグとは対照的です。


2030年北海道新幹線開通予定

 この北海道新幹線開通で新函館北斗駅~札幌駅まで延伸される予定です。これにより、東京駅と札幌駅まで1本の新幹線で結ばれることになります。想定されるのは、東京~札幌間の「はやぶさ」号が多く運転されることです。現在、最高速度は東京ー大宮は130㎞/h、大宮ー宇都宮275㎞/h、宇都宮ー盛岡320㎞/h、青函トンネルを除く盛岡ー新函館北斗は260㎞/h、青函トンネル140㎞/hです。

 かなり、区間によってばらつきがあります。これは、それぞれ事情があって盛岡以北の区間は整備新幹線と呼ばれ、最高260㎞/hの設備で建設されているからです。青函トンネルは、貨物列車も同じ区間を走行するため、貨物のコンテナが吹き飛ばないように配慮するため減速しています。東京ー宇都宮間は東京近郊で住宅が多いため減速しています。

 この北海道新幹線開通に向けて、従来整備新幹線区間として建設された盛岡ー新函館北斗間の260㎞/hを320km/hの設備に追加工事を行うようです。また、新規で開通する新函館北斗ー札幌間も320㎞/h運転ができるように追加工事を行うとのことです。

 これによって、東京ー札幌間を4時間30分で結ぶという事が目標のようです。

この所要時間短縮で、首都圏ー北海道の旅客輸送を少しでも新幹線を利用してもらえるようにしています。


東北・北海道新幹線のE5系

プロ野球、パリーグの本拠地間の移動

 ファイターズは、札幌をフランチャイズにしていてエスコンフィールドが本拠地の球場です。イーグルスは東北の仙台がフランチャイズです。ライオンズは、埼玉県所沢市がフランチャイズです。マリーンズは千葉市がフランチャイズです。西日本は、バファローズは大阪市・ホークスは福岡市です。

 この現在の状況で、ファイターズが遠征に行く際や、札幌へのビジターチームとしての遠征の際には、どの球団も航空機一択です。

北海道新幹線開通後どうなる?


 2030年、北海道新幹線開通後に、この遠征の利用交通機関の変化があるかどうか?考えてみたいと思いました。イーグルスの本拠地仙台と札幌の行き来には、新幹線が使われることが多くなると推察されます。仙台ー札幌はおよそ3:00になることが見込まれます。なおかつ、[はやぶさ」号が1時間毎の運転になれば比較的利便が高いように思われます。

 次に、ライオンズの本拠地埼玉県との行き来については、新幹線で大宮ー札幌は4時間5分程度が見込まれます。これですと、航空機を使いたくなりそうですが所沢と羽田空港がかなり離れておりアクセスに難があります。ここでも、新幹線が幅を利かしてきそうな気がします。マリーンズの本拠地千葉市はやや混雑するものの、羽田空港とのアクセスは首都高速湾岸線で一本ですので比較的利便性は高く このまま、航空機利用が続くと推察されます。

 なお、交流戦や日本シリーズを想定したセリーグチームとの行き来には専ら航空機が使われると思われます。ジャイアンツ・スワローズは東京都心で羽田空港へのアクセスは非常にいいし、ベイスターズは横浜でこれまた羽田空港とのアクセスは便利ですね。

 なお、西日本がフランチャイズのチームとの行き来は引き続き航空機一択となる公算が高いですね。


まとめ

・北海道新幹線全通で整備新幹線も、320㎞/hの高速運転を行う可能性が高い

・青函トンネル内は減速せざるを得ない

・埼玉県を本拠地とする場合は北海道遠征に新幹線を使われる可能性がある。



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