個人開発で欲しかったアプリをリリースして1年が経つので振り返ってみる?
初めてnoteを書きます。
ずっと読む専でしたが、今年の超絶個人的な継続リストの中に「書く」ことがあってそのひとつとしてnoteも書いてみようと思います。
特に有益なことを書くつもりはありません。(いや、書けよ。)
去年の4月に個人開発としてアプリをリリースしてからもうすぐ1年になるので、そのことについて書いてみようと思います。
はじめに
まずはどちら様?だと思うので軽く自己紹介を。
という流れの記事が世の中には量産されている気がしますが、個人的にあまり好きではないので、そんなのは割愛。
(記事に興味があるだけで、あなたに興味は今のところないとか思ってしまう。ひねくれててすみません。)
それでは元気よく(?)行ってみよ〜
何を作ったか
まず、作ったものはアクアリウムをやられている方向けに Aqualist という水槽や生体の管理、記録ができるアプリを作りました。
なぜ作ったか
理由は3つあって、
自分が欲しかったから
ネイティブアプリ(iOS / Android アプリ)を作ってみたかったから
作ったらオレすごくね?で、自己肯定感爆上がりすると思ったから
アクアリウム界隈では有名な、某メーカーさんが出してるアプリとかも既にあったんですが、個人的に使いづらかったので、それなら作るか!(一応エンジニアだし)ということで作りました。
数字の話
おそらくこの数字の話が、みなさん一番気になると思いますが、前提としてお伝えしておくと、
2023/4/23 にリリース(約1年)
一度もバズってない
リリースする前と後で、広告費等は一切かけてない
という感じです。
一応、iOS / Android の両方でリリースしていますが、androidユーザーは一桁なので以下の数字は全てiOSのみの数字です。
ダウンロード数
2024/2月中ごろまでのダウンロード数ですが、223件でした。
はい。これは現実です🙄
月平均で大体20〜30件といったところでしょうか。
全くの0ってわけではないので、正直作っている側からするとちょっと嬉しい。
欲を言えばもうちょっとダウンロードされて欲しい。
売上
アプリ自体の売上は以下の2つで収入があります。
Admobなどの広告収入
アプリのサブスクリプション課金からの売上(プランアップグレード)
アプリの仕組みとしては、無料でインストールして使用できます。
月額 or 年額のサブスクリプションに課金すると、広告が非表示になるのと、特定の機能が使用できる仕組みです。
まず、広告収入ですが、アプリに実装してリリースしたのが、2023/5/3になるのでそこからの計測になります。
iOS / Android あわせての合計収益は $5.44 でした。
円に換算すると… 806円!!!!(2/7の為替レートです)
(やっすぅぅ〜〜〜)
次にサブスクリプションの課金ですが、こちらも広告同様にリリース当初からでは無く、追加実装してV2.0リリースからになるので、2023/7/14からサブスクリプションに課金できるようになってます。
あとはプラン別で金額が異なります。
1ヶ月プラン (¥280/月)
12ヶ月プラン(¥2,800/年)
という料金体系をとってます。
初めて課金があったのが2023/9月からで、2024/2月現在まで(約6ヶ月間)で、合計$32.34でした。(Androidは課金されていないので省いてます)
こちらも円に換算すると… 約4,800円!!!(….うん)
この期間に12ヶ月プランの課金があったため少し多くなったようでした。
ご利用いただいている皆様いつも本当にありがとうございます。
費用
ここからは費用面です。
まず、Androidの場合はGoogle Play Developerアカウントの登録料が $25 で日本円にすると 約¥3,700 かかります。
こちらは初回登録料になり、1度登録すれば翌年度からの更新料は不要です。(2024/2月時点の料金です)
iOSの場合はApple Developer Programの年間登録料が $99 で日本円にすると 約¥14,700 かかります。
こちらはGoogleと違って毎年料金が発生するものになります。
幸い今の所データは端末依存にしているためサーバー費用等はありませんが、今後端末依存を無くしたいと思っているので、ゆくゆくはサーバーを立てるかIaaS使うかで、管理することになるかもしれません。
まとめると、こんな感じです。
初年度:$25 + $99 = $124(¥18,500)以下内訳
Google Play Developer 登録料 $25(¥3,700)
Apple Developer Program 登録料 $99(¥14,700)
次年度以降:$99 (¥14,700)
(完全にマイナス!!)
リリースして良かった話
初めてネイティブアプリを作って、リリースから運用までをやってみて個人的に良かったなと思った話をしようと思います。
仕事に繋がった
友人と飲んでいて、最近こんなアプリ作ったんだよね〜
と何気なく話していたら後日その友人の知り合いが
アプリを作って欲しいということだったので、受託という形で
受けることになりました。
これは正直自分でも驚きでした。
自分が欲しかったがために作ったアプリがまさか仕事に繋がるとは思ってもみませんでした。
まぁ、名刺代わりにでもなればいいかなぐらいに最初は思ってましたがまさか本当に仕事に繋がるとは思いも寄らない出来事でした。
自己肯定感が上がった
なぜ作ったか でも少し触れたんですが、
個人開発でアプリなんか作ったら、オレすごくね?かっこよくね?
とか思いながら作り始めたわけです。
作り終わってリリースして、俯瞰して思い返すとですね、やっぱり、
あーオレすげーわ。 となったわけです。
決して周りと比べて"すごい"と言っているわけではなく(比べちゃったらもう底辺中の底辺なので肯定感とは?ってなる)、あくまで比較対象は
作る前と作った後の自分自身。
そうやって考えると結構自信が持てたりする。その自信が、また次もやってみように繋がっていく。そして今はまた新しい機能やアプリを作り続けている。そしてそれがまた….
みたいに好循環を生み出していく。
ユーザーさんの声がたまらなく嬉しい
上二つはもちろん嬉しいことなんですが、個人的にはやっぱりユーザーさんからいただけた声が何よりも嬉しかったですね。
「こんなアプリ待ってた!!」「作ってくれてありがとう!」
こんなこと言われて嬉しくないモノづくりはいないと思います。
私の場合は特に、自分が欲しかったからという理由で始めたので、最悪自分が使えればいいやで終わっても良かったんです、そう言っていただけると作った甲斐があるなと思わせていただけました。
世の中お金じゃない
とはよく言われていますが、肌感で感じれたというか、心に落とし込むことができたというか。
そういう貴重な経験ができました。
今後も細々とユーザーさんの要望に応えつつ、アップデートしていければなと思っています。
総じて
スタートは何気ない気持ちで始めたこの個人開発でしたが、数字としての結果はまだまだ全然ではあるものの、個人的に他の面でプラスの効果があったので、個人開発をやり始めて本当に良かったなというのが本音です。
私もエンジニアの端くれではありますが、エンジニアであろうとなかろうと、個人開発は実にお勧めです。
ゆっくりで良い。不格好で良い。
完璧じゃなくて良い。一歩ずつで良い。
これからも自分自身にそう言い聞かせながら、細々と開発していきます。
物作りは楽しいな。