HARU

HARUです。徒然なるままに好き勝手なことを書きます。 一家の主婦であり、夫の妻であり…

HARU

HARUです。徒然なるままに好き勝手なことを書きます。 一家の主婦であり、夫の妻であり、息子の母であり、そして一介のオタク。

マガジン

  • なるようになるさ。

    不登校の息子のこと。進路のこと。不定期で思い立ったときに。

最近の記事

誰のものかもわからぬバスマットの行末やいかに

マンションの敷地内に、桜の木がありまして。 その枝に、数か月前からバスマットらしきものが引っかかっているのがずーっと気になっているんです。夫が。 そもそもそれの存在に最初に気づいたのも夫でした。 数か月前、まだ桜のつぼみがちらほらと見え始めるころ、窓の外を眺めていた夫がそれを見つけました。 「あれ、誰かが落としたのかな」 見れば、桜の枝に、黒っぽいバスマットらしき(らしき、というのはいわゆるラグのようにも見えるしそうじゃないかもしれないので)ものが引っかかっていました

    • 不登校だからこそ、生活リズムを整える

      あなたのお子さんは、毎日元気に学校に通っていますか? うちの息子は通えていません。 中学二年の期末試験が終わったころから様子がおかしくなり、学校に通うことが困難になりました。 ある朝、いってらっしゃいと送り出したのに、学校に来ていないと連絡があり、慌てて探しに飛び出しました。通学路を探して回ってもどこにもいなくて、いったんマンションに戻るとそこでぼーっと突っ立っている息子を見たとき、これはダメだなと思ったのです。 それでもそのときはまだ、保健室登校でもいいから学校には行っ

      • 字書きオタクはwebライターの夢を見るか?

        私は、とあるジャンルで20年近く、字書きとして存在しています。 活動しています、ではなくて、存在しています、なのは、20年の間ずっと常に創作をしているわけではないからだったりします。 むしろ何も書いていない時期の方が長いかもしれません。 私は書ける時と書けない時の波が激しいタイプの字書きで、いったん書けなくなってしまったら最後、数年単位で書けなくなる厄介なオタクです。 特に近年は、在籍ジャンル(あえて活動ジャンルとは言わない)への愛が薄れているというか……公式への愛と信頼

        • 不登校の息子とぼっち母

          うちの息子、中三になりました。 しかしながら、彼は今、絶賛不登校中なのであります。 今は支援教室と、SSW(スクールソーシャルワーカー)との面談に、それぞれ週1回ずつ通っています。 そんな状態なので、さぞかし他の保護者の間でいろいろ噂されているだろうな……と思わなくもないのですが、 まったく気にしていません! なぜなら、そういった外野からの雑音は一切私のところには入ってこないから。 なぜかというと、ぼっちだからです! 子どもが不登校だと、つきあいのあるお母さんからア

        誰のものかもわからぬバスマットの行末やいかに

        マガジン

        • なるようになるさ。
          2本

        記事

          世界一可愛かったうさぎと最悪の人参

          小学校低学年のころ。たぶん2年生だったと思う。 図工の時間で、忘れられない思い出がふたつある。 世界一可愛かった、耳の長いうさぎその日の授業は、長方形の板に好きな絵を描き、それを先生に電動のこぎりで切りだしてもらって、絵の具で色をつけるというものだった。 小さいころから絵を描くのが好きだった私は、うきうきとその板にうさぎの絵を描いた。 横向きの、人参をかかえた、耳の長いうさぎの絵。 そのとき描きあがったうさぎの絵は、我ながら会心の出来で、めちゃめちゃ可愛く描けた。こん

          世界一可愛かったうさぎと最悪の人参

          息子の成長と男女平等について思うこと。

          きっかけはとある新聞広告だった。 朝、息子と朝食を食べているとき(早起きの夫はとっくに済ませて散歩に出かけていた)とある新聞広告が目に入った。 「長年ひざに悩んでいる妻。  最近はついに私にまで  ひざに違和感が……  すぐにでも対策しないと」 との文言がつけられたサプリメントの広告。 どこのメーカーの何という商品なのかはわかる人にはわかると思うので、ここではあえて書かないが、私はその広告を息子に見せてこう尋ねた。 「この広告でおかしいところはどこでしょうか?」

          息子の成長と男女平等について思うこと。

          とり野菜みそと私。

           私にはお気に入りの味噌がみっつある。  ひとつは味噌汁に使う日本海みそ。カップ雪ちゃんの名前でスーパーに売られている。これは実家で使っていたからなんとなく私も使うようになった。  ふたつめは味噌炒めなんかに使う、つけてみそかけてみそ。炒めた具材に適当にびゃーっとかけて絡めるだけで味が決まるので気に入っている。  そしてみっつめ。  私のマストアイテム、石川県民のソウルフード、とり野菜みそである。  この昭和感あふれるレトロなパッケージを見て欲しい。鍋の写真と、謎の女性

          とり野菜みそと私。

          ハエトリグモと私。

           家の中でクモを見かけたら、あなたが取る行動は次のうちどれか? 1 退治する。 2 外に逃がす。 3 そのまま放っておく。  大抵の人は1か2を選ぶのではないだろうか。  クモが好きで好きでたまらない、という人は世の中にはそうそういないだろう。私もどっちかといえば好きではない方だ。  しかしこのハエトリグモだけは、私は3のそのまま放っておくを選択する。  なぜならコイツは益虫だ。名前の通りコバエや蚊、ゴキブリの幼虫などなど、自分の身体よりも小さい虫を食べてくれるいいや

          ハエトリグモと私。

          ベーカリーレストランBAQETと私。

           コロナ禍の少し前に見つけたお店に久しぶりに行ってきた。  夫は2月後半からずっと在宅勤務で家にいるので、平日の昼食は私が作って一緒に食べている。しかし今日は久しぶりに出勤するというので、これはチャンスだと思ったのだ。  これを逃したら、次いつ行けるかわからない。  しかしあいにくの雨で、こんな日は出かけたくないのだが。  いつもの私なら、雨の日に出かけるなんてまずありえない。しかし、今日の私は違う。せっかく夫が出勤して、久しぶりにひとりご飯ができるのだから、このチャン

          ベーカリーレストランBAQETと私。

          異所性蒙古斑と私。

           赤ちゃんの頃、お尻に青い蒙古斑があったのを覚えている人はいるだろうか?  たいていの人は小学校に上がるころには消えてなくなるアレである。  しかし、私はなぜかそれが消えずにずっと残っていた。  今ではかなり色素が薄くなって、じっくり見ないとわからないくらいにはなったが、若いころはなかなかにくっきりとお尻に青あざが浮き出ていて、それが嫌で仕方なかった。  どうして自分の蒙古斑だけ消えないんだろう、とずっと思っていたが、それがいわゆる一般的な蒙古斑とは違う、異所性蒙古斑であ

          異所性蒙古斑と私。

          食事作りと私。

           食事作り。  それは主婦にとって終わりなき戦いのひとつである。  人間は食べなければ生きていけない。  しかし食事というものは勝手に湧いて出てきたりはしないのである。  誰かが作るか、もしくは買ってこなければ食卓にはのぼらない。そしてその誰かというのは、大抵は一家の主婦が担っているものなのだ。  あるいはお金持ちの家であれば、家事のすべてを引き受けてくれるお手伝いさんがいて、自分で作らなくても時間になれば食事が出てくる夢のような生活もありえるだろう。  しかし世の大部分

          食事作りと私。