見出し画像

人材紹介会社の営業が事業会社の人事になるまで

こんにちは。たかみです。
※サムネは台湾の写真ですが、全く内容に関係はありません。

今回は人材紹介の法人営業が事業会社の人事になるまでの道のりについて、なぜそうしたいと思ったのかという点を織り交ぜながら書いていきたいと思います。

新卒で入った大手人材会社でリクルーティングアドバイザー

大学卒業後、さあ社会人がんばるぞ!と入社したのは大手総合系人材会社です。
そこで私は人材紹介事業部のリクルーティングアドバイザーとなり、金融機関向け法人営業を担当していました。

採用の仕事は楽しかったですが、あくまで外部から採用を支援を行うことが私の仕事であり、入社後のことはほぼ把握することができませんでした。

私が関わって転職した人って、入社した後元気に働いてるのかな?
活躍してるのかな?
その人を採用して、組織にどんな変化があったのかな?

そんな風にいつも思っていました。

加えて、もっとこうしたら良くなるんじゃないか…と考える癖のある私は、人材紹介という一つの方法でしか採用に関われないことにもどかしさを感じていて。

また、採用の上流である事業戦略や採用計画、入社後のオンボーディングなどの人事活動の一連のプロセスのうちの応募から内定までという一部分しか携われないことが嫌で、新卒1年目から、将来的には事業会社の人事になりたいという想いを持っていました。

まあ結局、他の事情で退職してしまったのですが。

ブランク明け入った人材ベンチャーでリサーチャー、RPOリクルーター、自社人事

前回の「4年のキャリアブランク。そこからの這い上がり。」の記事で書きましたが、ブランク明け私は人材ベンチャーに入社しました。

最初はアシスタントのようなことをしていましたが、徐々に主体となって仕事を任せてもらえるようになり、メインで担当していたのは人材紹介のReseacher(リサーチャー)と言われる業務です。

※リサーチャーとは
クライアントである募集企業のニーズにマッチする人材を、適切なデータベースから探し出し、スカウトメールなどにより個別にコンタクトをとり、コンサルタントとのアポイントを設定する職種。

ここで私は、クライアント企業へのヒアリングから、求められる人材のペルソナ設定、訴求点の整理、それを踏まえた求人票やスカウトメール文章の作成、適切なデータベースの決定、送信スケジュール管理、実際のメール送信まで行っていました。

データベースごとの特性を把握して戦略を立て、ペルソナが求める情報を整理することで返信率を上げ、かつ大量送信ではなく採用ターゲットに絞った個別送信を行うという流れを担当することで、ダイレクトリクルーティングで母集団を形成するということに関しては専門性を身に着けることができました。

入社半年後には、RPOリクルーターとして事業会社の採用プロジェクトに参画できる機会もあり、あくまで外部の人間という立ち位置は変わらないものの、事業会社の採用担当としての経験をオペレーションメインですが積むことができました。

そしてこれがより一層「事業会社の人事になりたい」という想いを強くしました。(この辺は次回詳しく書こうと思います)

そして最後半年ほどは、自社人事としての役割も任せてもらえるようになり、会社の成長のためにどのような人を採用すべきなのか、会社のカルチャーとしてどんな人なら合うのか・合わないのか、などを考えながら仕事をしていました。

ここで初めて、自分が所属する組織の採用を経験できたのです。

そこからベンチャー企業の人事に転職

そして、ある理由から転職することを決め、転職活動を行い、無事に事業会社の人事として転職が決定しました。

本格的な仕事はこれからなのですが、今までもっとやりたい、もっとこうしたい、と思っていたことに挑戦できる環境だと感じていて、新卒1年目から考えていたキャリアを実現できることに喜びを感じています。

こう振り返ってみると、決して順調なキャリアではなかったけれど、短い期間で様々な立場を経験しながら、徐々に自分が目指すキャリアに必要なスキルを身に着けることができていました。

①リクルーティングアドバイザーで人材紹介を経験
②リサーチャーで母集団形成のスキルを身に着ける
③RPOリクルーターで人事の一連のオペレーションを経験
④自社人事として予算管理や戦略立案、入社後のオンボーディングを経験

最後に

今後も自分がなりたい像やキャリアプランから逆算して、いま自分が経験すべきことにどんどん挑戦していきたいと思っています。

だからこそ私の場合は、「それができる環境に転職する」ことが重要だったわけですが、どうやって転職活動を行ったの?という点について次回書いていきたいと思います。

キャプチャ

(ヤドカリに擬態する猫)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?