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判定検証 2024年4月13日「観衆の妨害」 File No. 002
今回の記事では、2024年4月13日の東京ドームでのプロ野球の試合で起きた「観衆の妨害」に関わる判定について、検証していきます。
当該プレイ
【観衆の妨害】
— 松田 貴士(まつだ たかひと) (@T_Matsuda44) April 13, 2024
うぉ〜‼︎
これはかなり際どい!👀
この後の判定がどうなったか、ご存知の方いらっしゃいますか⁉️
pic.twitter.com/AgEnDvuN6f
8回裏同点の2アウト、走者一・二塁。ファウル地域にフライが上がりました。
三塁手が観客席付近まで打球を追って捕球しようとしたところ、同時にそのファウルボールを捕球しようとした観客が打球に触れたため、守備行為が妨げられてしまいました。
判定
当該である三塁塁審は「観衆の妨害」には当たらないとし、ファウルとしました。
ルールの根拠
(e) 観衆の妨害
打球または送球に対して観衆の妨害があったときは、妨害と同時にボールデッドとなり、審判員は、もし妨害がなかったら競技はどのような状態になったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる。
【規則説明】 観衆が飛球を捕らえようとする野手を明らかに妨害した場合には、審判員は打者に対してアウトを宣告する。
【原注】 打球または送球がスタンドに入って観衆に触れたら、たとえ競技場内にはね返ってきてもボールデッドとなる場合と、観衆が競技場内に入ったり、境界線から乗り出すか、その下またはあいだをくぐり抜けてインプレイのボールに触れるか、あるいはプレーヤーに触れたり、その他の方法で妨げた場合とは事情が異なる。後者の場合は故意の妨害として取り扱われる。打者と走者は、その妨害がなかったら競技はどのような状態になったかと審判員が判断した場所におかれる。
野手がフェンス、手すり、ロープから乗り出したり、スタンドの中へ手を差し伸べて捕球するのを妨げられても妨害とは認められない。野手は危険を承知でプレイしている。しかし、観衆が競技場に入ったり、身体を競技場の方へ乗り出して野手の捕球を明らかに妨害した場合は、打者は観衆の妨害によってアウトが宣告される。(後略)
要するに、
選手が観客席側でするプレイについては、実際に守備行為を妨げられるようなことがあってもこのルールにおける妨害は適用となりませんが、
観客がプレーイングフィールド上に身を乗り出してプレイをする選手の妨げとなれば、妨害が適用される
ということです。そしてその境界線とは↓の画像で示す赤線になります。
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検証
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