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第三回大会開催に向けて

プロローグ

オリンピアン・田中希実選手【豊田自動織機】の電撃参戦もあり、大いに盛り上がった2022シーズンイン岩国

『陸上競技界の地方創生』『選手の発掘、育成、再生』をテーマに、2021年、全くのゼロベースから、岩国市様、岩国市陸上競技協会様ら、たくさんの方々のご協力の下、新たな競技会を立ち上げましたが、この度、第三回大会を開催することが、決定しました❕

日程は、前回、前々回大会同様、4月第二週の日曜日を予定。
(2023年は、4月9日)
来週あたりから、準備に向けての動きが、本格的になりそうです。

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今回のnoteでは、レースディレクターの個人的な視点で、こんな競技会ができたらいいなという内容を、思いのままに書き綴ってみました。
あくまでも個人の考えですので、さらっと読んで頂けましたら幸いです。

Universal Design

先日、親交のある三谷昌輝先生【高松工芸高校】が中心となって運営をされている高松UD記録会に行ってきました。

全日本実業団陸上に出場する大宅楓選手【大東建託パートナーズ】の調整が主目的でしたが、高松UD記録会が掲げておられるUD→Universal Designについて、現場に赴き、肌で感じてみたかったというのも理由の一つです。

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<UD記録会とは…>実施要項から抜粋
UDとは、ユニバーサルデザイン(Universal Design)の略で、(Universal Design)とは、普遍的なデザインと訳されることから、高松市陸上競技協会では、それを「健常者と障がい者を区別しない」デザインと解釈しています。

したがって、UD記録会とは,各カテゴリー(小学・中学・高校・一般・マスターズ)や、健常者と障がい者を区別しない記録会と考え、パラの選手と小中学生等が一緒に楽しんでレースができる記録会をイメージしています。

時には、支援や配慮が必要な場面に直面することもあることでしょう。しかし、それらの現実を思いやりや工夫によって乗り越えていくことこそが、本当の意味での共生社会の実現につながるものと考えています。このUD記録会がその一助になれば幸いです。

コンセプトが素晴らしく、ぜひシーズンイン岩国でも、こうした競技会が実現できないだろうか、そう思っています。
関係各所との調整は必要になってくると思いますが、今年の選手招聘、実施種目には、パラ選手の招聘を視野に、進めていくつもりです。

さらに、こうした社会課題に関心を持ち、大学で学びたいという現役アスリートとの出会いがありました。私の頭の中でのストーリーや、ブランディングは、すでに出来上がっているので、彼女にも相談しながら、準備を進めていこうと思っています。

女子800mへの想い

今年も大会のメイン種目は、女子800m。
第一回大会から、日本グランプリシリーズを戦うような選手の方々が、続々と参戦して下さり、大会の看板種目になりつつあります。

思い入れのある女子800mという種目。
この競技の臨場感や面白さを伝えていくには、どうしたら良いのか?
ふと思い出したのが、12年前のとあるレースでした。

このレースは、当時、指導していた岸川朱里選手が、初めてアメリカに遠征した際のレースですが、レース中に、バギーが並走して、グラウンドレベルの選手の表情や息遣いを、別動画でアップしていました。

ここに、大阪国際女子マラソンで経験したペースコントロールバイクの経験を生かし、ラップタイムを伝えることができたら、より魅せるレースになるのではないかと考えています。有力高校生が出場する3000mレースは、競技時間が長いので、よりエキサイティングな中継&レースになるのではないかと思っています。

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これって、競技ルール上はどうなんですかね?
中継としての要素だけならOKなのかな?
選手の安全面にも考慮が必要なので、日本での実現は、なかなか難しいと思いますが…

岩国ならではの取り組み

こちらは、第一回大会開催前から、構想があったプランですが、招待選手の民泊を通じて、岩国市民の方々との交流や、陸上競技を志す子供たちへのかけがえのない経験として、何とか実現できないだろうかと考えています。

このアイデアは、オリンピック女子マラソン初代女王・ジョーン・ベノイト・サミュエルソンさんが、主催するBeach to Beacon 10Kから得たヒントです。

コロナ禍の状況もあり、受け入れ先のご事情や、感染拡大を防ぐこと、実現にあたってのPCR検査の問題等、課題は多いと思いますが、近い将来の実現に向けて、動いていきたいと思います。

また、日米交流も、米軍基地のある岩国にとっては、キラーワードの一つです。こちらもコロナ禍の影響で、実現できていませんが、今年こそ、実現したいと考えています。

米国らしく、1マイルのトラックレースや、日米交流小学生100mなど、企画できたらいいですね。いつの日か、アメリカから招待選手を招聘できるような競技会に発展していくことを夢見ています。

エピローグ

第一回、第二回大会に出場して下さった選手たちのその後の活躍✨
世界の舞台からインターハイまで、幅広い活躍ぶりですが、そのシーズンのスタートは、ここ岩国からでした。

シーズンインの競技会というのは非常に重要で、その年のシーズンを大きく左右すると言っても過言ではありません。

来春、選手の皆さんが、幸先良いスタートを切れるよう、実行委員会一同、頑張りますので、2023シーズンイン岩国を、宜しくお願い致します🙇

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