人生を逆転させる男の自己紹介②

「頑張ろう」そう思った社会人2年目だが…


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俺の名前はぶぶ。人生を逆転させようと心に決めた男だ。

証券会社の営業として社会人になった自分だが、社会人1年目はほとんどサボっていた。同期とも大きな差をつけられ、ようやく頑張ろうと思った自分だが、人間の特性はそう変わらないらしい。

何とか挽回しようと頑張ろうと思ったものの、全くと言っていいほどサボり癖はなくならなかった。そこで数少ない自分のお客さんで、どう稼いでいくか、そう考え始めた。

これはトランプゲームの大富豪(大貧民)に近い感覚だ。自分に回された手札をどう最大限有効活用するか、というゲームなのである。幸いにも自分は高校時代、ほとんど学校に行かずに、携帯のゲームで大富豪を極めていたのである。自分の得意分野である。

社会人1年目の時に、日経新聞を毎朝読破していたということもあり、知識はものすごい身についていた。そこで、自分のお客さんに対して片っ端から自分にお金を預けてくださいと、提案し、何とか数字を稼げるようになった。

日中はほとんどサボりながらも、1日1-2件顧客のところに訪問し、数字を稼ぐ日々が続いたのだ。そして、大きな差をつけられていた同期にもようやく差をつけることができるようになり、営業成績もうなぎ上りになった。

営業成績は絶好調だったが、努力ができないという悩みは抱えたままであった。「どうしたら努力ができるのか?」。一時期は、怪しい情報商材を買ったりしたこともあったが、どれもうまくいかない。

脳科学の本や、自己啓発を読んだりしたが、全くと言っていいほど努力ができない。そうこうしているうちに社会人3年目を迎える。その時の営業成績は同期600人中、上位5%以内にランクインしていた。

ただこのままの顧客数では、数字を稼ぎ続けるのは難しい。何とかお客さんを開拓しなくてはならないが、開拓営業はかなりしんどい。怠け癖を何とか直さない限り自分はもう生き残れない。

生活習慣に問題があるのか、それとも自分の脳みそはもう縮小してしまい、もう努力ができない脳なのか、わからない。ただもうやばい、お客さんには提案しつくしてしまった。

どんなにかき回しても、もう無理だ。新しいお客さんを作らないと。そんなことを考えながら怒涛の3年目を迎える。
つづく….

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