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ビートルズ "Glass Onion"、私が感じ取った曲の印象
ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。
第 38回目、今日の楽曲は...
アルバム THE BEATLES A面 3曲目 "Glass Onion"
サウンド:★★☆
メロディ:★★★
リズム :★★★
アレンジ:★★★
第一印象:★★
スルメ度:★★★★
独創性 :★★★★
演奏性 :★★★★
<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>
イントロは 2発のスネア・フラムというシンプルさが潔く、カッコいい。曲調は、アレンジもコード進行も普通であり、ギターもベースも特に難しいことはやっておらず、純粋にタイトでストレートなロックという感じである。間奏 "Oh Yeah..." では、Am→Am(+5)→Am6→Am7というコード進行になっており、半音ずつ上昇していく内声が、雰囲気を盛り上げていく感じがする。
この曲の特徴といえば、やはりストリングスだろう。バイオリンやビオラが、バックで何気に難しいフレーズを弾いている。これらのストリングスが時折奏でる「低い音から高い音へ伸びるグリッサンドっぽいサウンド」が、この曲を特徴づけている。ライブでこの曲を演奏するときは、このストリングス・アレンジをどう表現するかがポイントとなると思う。キーボード・プレーヤーは、シンセのピッチベンド・ホイール操作で忙しくなりそう。
あと、この曲では歌詞が面白い。というか、相変わらず意味不明な歌詞ではあるが、Strawberry Fields, Walrus, The Fool On The Hill, Fixing A Hole など、他のビートルズの曲タイトルが、さりげなくちりばめられていて、ジョンの遊び心がうかがえる。しかも、Fool On The Hill のリコーダーのフレーズまで入っている。それにしても、エンディングのストリングスだけの「けだるい演奏」は、どういう目的で付けたのだろうか。
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