見出し画像

ビートルズ "Wild Honey Pie"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 40回目、今日の楽曲は...

アルバム THE BEATLES A面 5曲目 "Wild Honey Pie"

サウンド:★★★☆
メロディ:★☆
リズム :★★
アレンジ:★☆
第一印象:★
スルメ度:★☆
独創性 :★★
演奏性 :★★★★

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

なんともコメントのしがたい曲ではある。ポールがひとりで録音したそうだが、1分にも満たない短い曲なので、一応お遊び気分で作った曲なのだろう。アコースティック・ギターの音にビブラートと思われるエフェクトをかけて、オーバーダブした音が一種異様なサウンドを作り上げている。このサイケっぽい感じは、ジョージの影響だろうか。

そのギターが G7→F7→E7→Eb7→D7 ときたところで "Honey pie..." の大合唱になるが、これがなんと 6部コーラスというぶ厚いボーカルなのだそうだ。たしかによく聴くと、コーラスにはいろいろな音程の声が聞こえる。これを3回くり返して終わりという、曲の構成もへったくれもない作品ではあるが、このコーラス・ボイスを聴く限り、ポール自身はけっこう力を入れて作ったのではないだろうか。

ドラムは、4分音符で延々と鳴っているキック(バスドラム)と、右チャンネルに入っているタム?の音ぐらいしかない。文献によると、キックはオーバーダブではなく、ギターを弾き歌いながらペダルを踏んで録音したとのこと。地味に器用なことをやってます。

ちなみに別の曲で、Honey Pie というタイトルの曲があるが、曲調はこれとは全く異なる。

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?