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ビートルズ "Revolution 9"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 64回目、今日の楽曲は...

アルバム THE BEATLES D面 5曲目 "Revolution 9"

サウンド:★★
メロディ:☆
リズム :☆
アレンジ:★
第一印象:☆
スルメ度:★★★★☆
独創性 :★★★★★
演奏性 :☆

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

とうとうこの「曲」に到達してしまった。私は今、人生で最大の後悔をしている。なんで、「次投稿から最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、私が感じとった印象を 1曲づつ投稿していきます。」なんてことを書いてしまったのだろう。

◇閑話休題、気をとりなおして

さて、これはマジで困った。どのようにコメントしてよいのかわからない。彼等からすればこれも「音楽」なんだろうけど、どう聴いても通常の音楽ではない。相関のないサンプル・フレーズを切ったり貼ったりして、一つの音楽というか芸術にしたてあげるミュージック・コンクレートとか、サウンドコラージュというジャンル? があるようだが、その先陣をきった野心作と言えそうなところは評価できるが...。

しかし、注意深く聴くと、いろいろなサンプルの断片にかき消されながらも、美しいメロディが発見できる。イントロで流れるピアノの旋律も、随所で登場しているようである。この「曲」を一度聴きはじめてしまうと、ついつい最後まで聴いてしまうのも不思議である。全編にわたってちりばめられたフレーズは、以外と密度が濃くて次は何が登場するのだろうと思わず期待してしまう。そういう意味で「スルメ度」は星四つ半とした。まぁ、そんなに頻繁に聴くような「曲」ではないが...。

音楽という原点に立ち戻り、曲の要所要所に隠されたフレーズを意識して聴くと、8分21秒という異常な長さは感じられない。この「曲」には、そんな魔力が、潜んでいるような気がする。

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


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