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ビートルズ "Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 56回目、今日の楽曲は...

アルバム THE BEATLES C面 4曲目 "Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey"

サウンド:★★
メロディ:★☆
リズム :★★★★
アレンジ:★★
第一印象:★
スルメ度:★★★
独創性 :★★★
演奏性 :★★★★

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

しかし、この長い曲タイトルはなんとかならなかったものか。歌詞らしい歌詞があまりなく、歌詞の一部がタイトルになってしまったようである。イントロは、リズミカルなギターコードとドラム、ハンドクラップで始まり、これはなかなかカッコいい。しかし Aメロに入るや否や、ハンドベルの音が無茶苦茶鳴り響いて、ウルセーのなんのって。なんでこんな音を入れたのだろうかと思うと、理解に苦しむ。

Aメロのドラム、スネアのタイミングが何かおかしい。2拍目と 4拍目に入っていなく、半拍後ろにずれたタイミングでスネアを叩いている。当然、意図的に叩いているのだろうけど、なかなか珍しいパターンだと思う。あと、Aメロのあとの短いブレーク部は、3/4拍子が 2回入っており、拍の頭をとるのがこれまた厄介である。

演奏はと言えば、全体的にギターのリズミカルなコードワークと、流れるようなシングル・トーンのリフが随所に見られ、聴きごたえがある。コード的には、キーの E に加え、A、B7、そして D も登場するが、基本的にシンプルにまとまっている。また、ゴリゴリのベース音も、この「ウルセー」曲にはピッタリなサウンドかと思う。

そしてなにより、ジョンのシャウト気味のボーカルがキマっている。サウンド的にはストレートなロックンロールといった感じである。時々後ろのほうで、Wow とか Hey とかいう叫び声が聞こえたり、最後は "Come On Come On..." の連発と、ギター、ベースが絡み合い、騒がしい曲ではあるが聴きどころ満載の曲である。

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


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