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ツユクサはかわいい花だと思ってた/抜いても抜いても広がるツユクサ

子供のころは、お花も、ちょうちょも、虫さんも、みんなかわいいお友だちだった。

大人になって、見よう見まねで祖父母の畑の手伝いをするようになって初めて、祖父母の見ていた世界を知ることになる。

モンシロチョウは敵だったのだ。
キャベツやブロッコリーが、むっちり太った青虫にボコボコにされてしまう。

ツユクサも、ちょっと残った茎の切れ端からでも根っこを出して、全てを覆い尽くしてしまう。

かわいいなぁ!と、憎っくき奴らめ!のはざまで、まだ少し戸惑いながら。
虫食いで不恰好で、素朴な味わいの野菜を食べている。


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