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【人間の器とは?】

【人間の器とは?】

私は、

器の大きい人間になりたいです。

『人間の器を大きくするにはどうすればいいか?』

あなたも一緒に考えてみませんか?

元伊藤忠商事社長の丹羽宇一郎氏は、著書

『人間の器』(幻冬舎新書)

の中で、

“人間の器” について、こう述べています。

「会社勤めをしていた頃、
この人は細かいことばかりにこだわって森を見ていないなとか、
あの人は数百億円の金が絡む仕事でも腹が据わっているなとか、
いろいろな人が職場にもいました。

けれども、
必要以上に細かいことにこだわる人間が、
お金にはとんと執着がなく鷹揚だったり、
途轍もないお金が動く仕事を平然とこなす男が、
些細な人間関係を気に病んだりもする。

そうなると、
器はどっちが大きいといえるのか、
判然としなくなります。

ただ、
誰が見ても間違いなく、
この人は器が大きいと感じた人物はほんの数人ですが、いました。

いずれも私が尊敬する上司や先輩で、
仕事の大きな節目となるタイミングには必ず、
こうした人たちに会いに行きました。

彼らに共通するのは、
いざとなれば自分を犠牲にしてでも他人を救おうという気概の持ち主であったことです。

覚悟を決めて仕事に向かうその姿に、
私は幾度となく心を打たれたものです。

アフガニスタンで用水路の建設や医療活動などに取り組んできた医師の中村哲さんは、
現地の人々のために一生を捧げました。

2019年凶弾に倒れたことは残念極まりないことですが、
ああいう無私になれる人の器は限りなく大きいと感じます。

『人を測る真の尺度は、自分に何の利益ももたらせない人を、その人がどう扱うかということである』

これはイギリスの文学者であるサミュエル・ジョンソン氏(1709〜1784年)が残した言葉ですが、
人の器を測る尺度があるとしたら、
損得の計算を超えたところで行動できるかどうかにあるような気がします。

人間として生まれてきたからには、
自分の命を宿す器は大きくて深いものでありたい。

それには、
どうすれば自分の心が成長できるのかを考えながら生きていくことが必要です。」(3頁〜5頁)


人間の器を大きくする鍵は、

“魂の成長” です。

私たちは、

自己意識を進化・向上させ、

人格を磨き、

人間の器を大きくするために生きているといっても過言ではありません。

では、

器の大きい人は日々、

何を実践しているのでしょうか?

同書の中に、こう書いてあります。

「人は皆、それぞれ顔が違うように、
その人にしかない個性を持っています。

個性が違うのだから、
もちろん生き方も違ってしかるべきです。

よく考えれば当たり前のことですが、
人は易きに流れやすい生き物ですから、
つい皆と同じような無難で楽な道を選びがちです。

安心だからといって人を同じような道を選んだり、
ことあるごとに人の真似をしたりするような生き方では、
その人自身の人生を生きているとはいえないでしょう。

そもそも皆が皆、
人と同じことをいつもしていたら、
人間に進歩はありません。

科学の発明も、
新しい文化も、
社会を変えるようなビジネスも生まれません。

人とは違うことをやるから、
常に新しいことが生まれ、
社会は発展していくわけです。

人間として生まれたからには、
ときには自分にしかできないことを見つけて、実行してみる。

それくらいの気概があってこそ、
その人らしい人生になっていくのではないでしょうか。

(中略)

人は人と違うからこそ、
生きる意味があります。

その人にしかない個性を大事にして、
人とは違うことをやってみる。

ろくに努力しないうちからオンリーワンを気取っても仕方ありませんが、
他でもない自分の人生を生き抜くには、
常識や周りの空気にとらわれることのない発想をし、
それを行動に変えていくしか方法はありません。」(19頁〜23頁)

「知識や教養といったものは、
人間の器をつくるのに欠かせないものです。

知識をもたらし、
教養を育んでくれる一番のものは、
何といっても読書です。

いろいろな本を読めば、
自分にとって未知の世界が山ほどあることに気づきます。

そして、
もっと知りたい、
見たい、
経験したいという好奇心や探究心を刺激してくれます。

読書の習慣は子どもの頃からつけるにこしたことはありませんが、
その楽しさに気づくのは、
大人になってからでも決して遅くはありません。

豊かな読書経験は、
広い視野でものごとを考え、
柔軟に想像力をめぐらすことを可能にしたくれます。

私は本を読んでいて心に刻まれたことや気になったことは、
必ず読書ノートにメモをとるようにしています。

若い頃からずっとやり続けている習慣で、
ここは大事だなとか、
これは覚えておこうと思う箇所に付箋を貼り、
週末にそれらをノートにまとめるのです。」(163頁〜164頁)


この本『人間の器』には、

己の魂を成長させるためのヒントが沢山載っています。

御一読をおすすめします。

『狭量な小人物になるな、広量な人格者・勇者になれ』

“Fortune favours the brave.”
(幸運の女神は勇者に味方する)

(推薦図書)
『人間の器』
(著者 丹羽宇一郎 幻冬舎新書)

   



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高原茂
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