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「優しくなれない」からの学び

はじめに

 ご存じの方多いと思いますが、6/14に政府発表された男女共同参画白書。
その中で20代独身男性「デート経験なし約4割」「配偶者・恋人なし約7割」という調査結果。(下記参照)

 僕は専門家ではないので、これをとやかく論じるつもりはない。
ただし、記事内では「結婚生活を送る経済力がない」という理由も多かったと触れているが、経済力を考えたら「結婚した方が良い」と思う。共働きで生活した方が世帯年収は増えるのだから。…とまあ、独身である僕が言うのも説得力なし…苦笑
 というわけで、この記事をきっかけに昨日お付き合いしているパートナーとケンカしたことを自分なりに整理して、反省したいため記事を記します。
 温かい目でお付き合いください。

仕事が忙しいと理由をつけ、通院を拒否するAさん

 事態はこうだ。
パートナー(以下Aさん表記)が、病院の定期通院日を仕事の忙しさを理由に予定日を直前で中止しようとした。いつものことながら、ケンカ。
会話内容)
「直前の業務依頼を受けるのは仕方ないけど、通院日のこと話してんの?」
→「話してない…」
「なぜ付き添う僕がAさんの身体を心配してるのを分かっていて、勝手にいかないことにするの?」
→「仕方なかった…ごめん」
「Aさんは、2人の時間をちゃんととった生活をしたいって、あれだけ言ってたよね?」
→「うん…たしかに」
 Aさんと出会ってから、仕事人間だった僕の考えが90度くらい変わった。僕から好きになって、結婚を前提にお付きしている。Aさんが「お互いに仕事していても、2人の大事なことを守れないすれ違い生活だけは嫌」と言っていたにも関わらずその生活をAさんがしている状態。
これに対して、僕が「優しくなれない」のだ。正確には「許せない」と言った方が良いかもしれない。
 おそらく、Aさんは自分が我慢してでも他人のサポートをするような生真面目な人格者。
 僕は 仕事<健康 の考え。Aさんの働く職場は上位下達の風土。
トップの指示は問答無用で即実行する空気を作っている組織だ。
Aさんは意見ができない。
考えてみたところ、僕が優しくなれない結論はこうだ。

♂僕の考え
「Aさんが描く生活に沿った行動をしているのに、なぜ自分で破るんだ」
「言えばすぐ解決できる問題なのに、なぜ自己犠牲を払う?」

♀Aさんの考え
「遠慮してしまって、組織には言えない」
「自分の身体は二の次。痛みとの同居は慣れてるし、大した通院価値ではないから」

平行線だ。
僕は「仕方ないよね。大変な組織だからね。リスケいつにしようか?」と考えることは嫌いだ。その場の対処療法をしたからといって、解決しない。前に進まないと問題は繰り返されると考えるから。

Aさんが求めたものは「優しさ」 ぼくが訴えたのは「励まし/思いやり」

 まだ原因は明確にならないため、もう少し深堀りして調べてみた。

 考えた結果、見出しの通りでAさんが求めていたものは「優しさ」であり、僕が訴えたことは「思いやり」や「励まし」だったのだ。
 いざこざの原因はここにあったのだと反省。さらに辞書で言葉を調べてみた。
・優しさ =思いやりがある/素直で従順である様
・思いやり=心情について察する/同情すること。その気持ち
・励まし =励むようにさせる/激励する/強くする/激しくする

出典)現代国語辞典(小学館,第三版)
 
 辞書だと、優しさの意に「思いやりがある」とあった。古い辞書だから区別が記載されていないのか…ネットで調べて晴れた。ネット万歳!
 
 相手に受け入れてもらうには、まずは自分が変わるしかない。
 そんなことをAさんから教わった。と感謝したい。
 そして今日ちゃんと謝ろう。

最後に

 冒頭の白書について
 結婚願望なしの僕の世代の30代は約25%いるようです。主な理由は「自由でいたいから」「好きな人がいない」だそう。
 自分の人生だから周囲が雑音を出すのもおこがましいと思う。この問題を由々しき問題と捉えることには、僕はどうしても婚姻の先にある少子化問題に焦点が当たっていると思えてならない。
 
 好きな人がいない問題については出会う場を提供する環境が今後さらに生まれてくるだろうし、大きな問題ではないと思うのが私の考え。
 
 でももし恋愛のデメリットの壁で一歩踏み出せない人がいたらば、伝えたい。
 僕は大好きな人との何気ないケンカの後でも学ぶことは多い。
 僕にとって人生に彩りを与えてくれるのもパートナーや恋人の存在です。
 だからお付き合いすることはとても良いことだと思います。

 
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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